人文科学歴史・地理

朝鮮植民地教育政策史の再検討

朝鮮植民地教育政策史の再検討

稲葉継雄
定価 4,800 円 (税別)
植民地朝鮮の教育史(1910~45年)は,従来ほとんどが歴代総督の在任期間,あるいは「朝鮮教育令」の改定を時期区分の指標として叙述されてきた。しかし,総督のみならず政務総監・学務局長・学務課長など教育政策の立案・施行に実際に携わった人々の言動に着目すると,やや違った展開となる。本書が目指したのは,実務担当者の「顔の見える」教育政策史である。
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中世盛期西フランスにおける都市と王権

中世盛期西フランスにおける都市と王権

大宅明美
定価 6,400 円 (税別)
中世盛期以降,フランス王権は都市の力を地域再編のために大いに利用し,軍事・財政等の分野で利用価値が高いとみなしたものを特別に「良き都市」と呼んで尊重した。「良き都市」の指導者層もまた,王権との緊密な関係を最大限に利用しながら地域社会における影響力を強めていく。本書は,フランス中西部のポワトゥー地方を対象に,このような都市と王権の互恵的関係がいかにして形成されたのかを解明しようとするものである。
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地方統治体制の形成と士族反乱

地方統治体制の形成と士族反乱

堤 啓次郎
定価 6,200 円 (税別)
廃藩置県から三新法制定に至る時期は,明治国家の形成期にあたり,旧藩政支配の要素を解体し,中央政府の政策を府県に貫徹させることが国家的課題となっていた。「難治県」―士族反乱―中央集権的な統治体制の形成という過程をたどり,この時期の政治状況の一典型を成した佐賀県の統治体制の形成過程とその特徴を検討することで,明治期における国家形成の特質に迫る。
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中世ヨーロッパの医療と貨幣危機

中世ヨーロッパの医療と貨幣危機

エーリック・アールツ/藤井美男 監訳
定価 2,400 円 (税別)
本書は,2009年4月に九州大学で行われたエーリック・アールツ教授(レウヴェン大学)による訪日二度目の講演会録である。第1章は,若きブラバント公が1430年夏に急死した原因を追究する異色の社会史的論考である。第2章は,中世後期ヨーロッパの危機を貴金属貨幣の不足という視点から考察する。いずれも,検屍解剖書や会計簿,造幣所データなど膨大な史料にもとづく緻密な論証である。
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佐賀藩と明治維新

佐賀藩と明治維新

木原溥幸
定価 6,000 円 (税別)
 本書は,天保から明治維新直前の慶応までの佐賀藩の藩政史を明らかにした『幕末期佐賀藩の藩政史研究』(九州大学出版会,平成九年刊)の続編である。 文久二年から翌年にかけて前佐賀藩主鍋島閑叟は,長州藩・薩摩藩やその他の藩と同じように「公武周旋」を行ったが,十分な成果を挙げることができなかった。大名や志士たちの大きな期待を受けながらも,鍋島閑叟を中心とする佐賀藩は以後ほとんど政治的な動きを起こすことはなかった。しかし徳川幕府が倒れて後は新政府のもとで,藩体制の集権化を実現した力を背景に,蓄えた近代的な...
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貿易都市長崎の研究

貿易都市長崎の研究

本馬貞夫
定価 6,200 円 (税別)
 貿易都市長崎の仕組みは複雑であり,その実態は未解明な点が多い。本書は,新史料を含めた長崎の特徴ある史料を利用して貿易都市長崎の構造やその実態を明らかにしている。 序章および第一章は,まず貿易都市長崎の基本構造の概要を示し,長崎の町とその住民である丸山遊女や貿易商人,祭礼である長崎くんちといった各方面の構造・様相について論じたもので,長崎の国際貿易都市としての特徴が鮮やかに描き出されている。また,長崎近世史研究の入門編としても活用できよう。第二章は,蘭学の発達史をオランダ通詞の視点から捉え直そう...
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中国初期青銅器文化の研究

中国初期青銅器文化の研究

宮本一夫・白 雲翔 編
定価 6,200 円 (税別)
 本書は,九州大学考古学研究室と中国社会科学院考古研究所が行った共同研究の成果による。二里頭文化以前の中原や黄河下流域の初期青銅器のほとんどが,詳細な図面と写真で示されている。また,青銅器の始まりから商代に至る青銅器の変遷を鋳造技術の変化によって考察し,さらに青銅器生産遺構や精製土器の分析などを通じ,夏王朝から商王朝への移行期を総合的に復元した画期的な研究書である。
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佐賀藩多久領 御屋形日記 第二巻

佐賀藩多久領 御屋形日記 第二巻

秀村選三 監修/多久古文書学校 校註
定価 3,000 円 (税別)

旧佐賀藩の家老で多久領主であった多久家の御屋形日記の翻刻と校註。今回は元禄元年~三年にかけての部分を取り上げる。多久領の支配と民衆生活を窺うことのできる史料である。

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胎土分析からみた九州弥生土器文化の研究

胎土分析からみた九州弥生土器文化の研究

鐘ヶ江賢二
定価 6,800 円 (税別)
本書は,蛍光X線分析装置や偏光顕微鏡,分光測色計などの自然科学の分析手法を基軸として,弥生時代の土器の材質に対する研究を行った成果である。考古学だけでなく異分野の分析手法や研究成果を積極的に取り入れ,弥生時代の土器生産と消費のシステムや遠隔地間の交流,環境資源の活用や適応など,従来とは異なる視点から九州の弥生土器文化の特質を論じている。
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近世日本の地図と測量

近世日本の地図と測量

鳴海邦匡
定価 4,800 円 (税別)
本書は,近世日本の農村における地図測量技術の実態と,その普及過程の一端を明らかにしている。「廻り検地」とよばれる検地技術に注目し,測量帳や日記,当時の技術書などの分析から,村役人や地方役人らが正確な土地の地図を作る姿を解明した。
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学術図書刊行助成

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