人文科学

ユーゲントシュティルからドイツ工作連盟へ

ユーゲントシュティルからドイツ工作連盟へ

針貝 綾
定価 5,400 円 (税別)

アーツ・アンド・クラフツ運動からバウハウスへ至る、モダンデザインの系譜に連なるドイツの美術工芸運動。本書では、19世紀末から20世紀初頭のドイツにおいて相次いで設立された「工房」によるデザイン運動に焦点を当てる。

特にミュンヘン手工芸連合工房やドイツ工房などの代表的な工房を取り上げ、その具体的な活動を、理念、運営などの諸側面と教育の2つの観点から論じ、これらの工房がドイツ近代の美術工芸運動において、いかなる役割を果たしたのかを考察する。

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プラナカンの誕生

プラナカンの誕生

篠崎香織
定価 5,400 円 (税別)

イギリス植民地下で自由貿易港として発展するマレーシア・ペナン島。この島を拠点に生きた華人たちが19世紀末以降、東南アジアと中国で秩序が大きく転換するなかで双方の地における積極的な政治参加を通じて越境を生きた過程を当時の新聞や雑誌など膨大な資料の分析により解明する。

越境者の政治参加は21世紀の今日においてますます重要な問題となりつつある。祖国を離れた人間が、越境性と混成性を資源に移民先に帰属していく過程を英領植民地下のペナンの華人の例に学ぶ。

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トルコ語と現代ウイグル語の音韻レキシコン

トルコ語と現代ウイグル語の音韻レキシコン

菅沼健太郎
定価 5,500 円 (税別)

従来、ヒトの脳内のレキシコン(心的辞書)では語彙は音韻論的な差異に基づいていくつかのグループに分かれていると考えられてきた。このグループ分けがどのように行われているのかを明らかにすることは当該言語の音韻レキシコンの構造を明らかにすることにつながる。

本書ではトルコ語と現代ウイグル語を対象に、それぞれの音韻レキシコンの構造を明らかにし、「核と周辺」構造(Core-periphery structure)を中心とした音韻レキシコン理論の妥当性検証に挑む。

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元素の名前辞典

元素の名前辞典

江頭和宏
定価2,400円(税別)
欧米以外で初めて発見された元素である、113番元素の名前がニホニウムに決定したことは記憶に新しい。元素名の由来は単なるトピックスに留まるものではない。すなわち、元素名も「名は体を表す」のであって、元素の特性や発見の歴史、元素発見者の思いを反映しているのである。森鴎外がその自伝的小説『ヰタ・セクスアリス』で主人公の金井湛に語らせたように、語源を知ることで記憶に留めやすくなるという実用上の利点も挙げられよう。本書では、全118元素の名前の由来について、その語源を考察する。直接的に語源となった言葉(主...
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宮廷食材・ネットワーク・王権

宮廷食材・ネットワーク・王権

馬場多聞
定価 5,000 円 (税別)
アッバース朝とオスマン朝という2つの世界帝国の狭間にあって、13世紀のイスラーム世界では多様な王朝が勃興していた。その1つであるラスール朝は、紅海とインド洋を結ぶアラビア半島南西部のイエメンを、200年を超えて統治したことで知られる。本書では、近年になってイエメンで発見された13世紀のラスール朝行政文書集『知識の光』記載の宮廷食材に着目し、その種類や広範囲にわたる供給元、食材の手配や調理、宴席に携わった人々と機関などの宮廷食材をめぐる様々な側面を、『大旅行記』をはじめとした同時代のイスラーム世界...
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中世、ロワール川のほとりで聖者たちと。

中世、ロワール川のほとりで聖者たちと。

宮松浩憲 訳
定価3,800円(税別)
本書は、フランスの中世社会においてキリスト教がどのように浸透していったのか、を読者と一緒に学ぶために編まれたものである。ここでは、中世の人々が日々目撃していた聖者やその聖遺物が起こす奇蹟に注目し、聖者文学のなかでも特に伝記と奇蹟譚を選び、その邦訳を試みた。歴史学者である訳者が専門とするロワール川流域において、4世紀から12世紀にかけて活躍した7名の聖者が取り上げられており、通読すれば、800年の間における人々の日常生活や信仰、聖者文学の様式や内容の変遷なども分かるように構成されている。何編もの聖...
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A Grammar of Irabu

A Grammar of Irabu

下地理則
定価 10,000 円 (税別)
本書は,南琉球宮古伊良部島方言(沖縄県宮古島市)を体系的・包括的に記述した文法書である。消滅の危機にあるこの言語の構造と体系は,すべての言語学者を惹きつける魅力にあふれている。子音が母音のように,母音が子音のようにふるまう複雑な音節構造。フット構造をベースとしたトーンの交替が生み出す韻律システム。「語とは何か」を考えるきっかけを与えてくれる音韻論と形態論のミスマッチ。人称と数では十分に記述できない代名詞体系。複数の品詞を縦横無尽にまたぐ複雑怪奇な「形容詞」。節のアスペクトをも標示する格標識。情報...
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舞台芸術マネジメント論

舞台芸術マネジメント論

志村聖子
定価 3,200 円 (税別)
音楽や舞踊、演劇に代表される舞台芸術は、アーティスト(演奏家)と聴衆が「その時間」「その場」を共有するという点で、他の芸術とは異なる運営上の特色や難しさを有している。本書は、舞台芸術の中でも特に音楽に焦点をあて、「芸術」(art)概念が変化した現代において、その魅力を、より多くの(かつ多様な)聴衆といかに共有できるかという観点から、人的体制のあり方や、運営を担うマネジメント人材の育成のしくみ作りについて、具体例をもとに論じる。コンサート(音楽祭、プロジェクトなど)の効果的な運営のあり方や、望まし...
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On Weak-Phases

On Weak-Phases

大塚知昇
定価6,000円(税別)
本書は、生成文法のミニマリストプログラムにおけるフェイズ理論の理論的問題点を指摘し解決することにより、フェイズ理論のさらなる発展に貢献するものである。生成文法は、人間の持つ言語機能の本質を見極め人間言語における普遍文法の特性を解明するという目標のもとに進展を続け、現在ミニマリストプログラムと呼ばれる研究局面に至っている。特に2000年代から現在にかけては、文の派生をフェイズという単位ごとに分割するフェイズ理論のもと、更なる革新的な発展が得られてきた。しかしながら、現行のFeature-Inher...
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魯迅

魯迅

秋吉 收
定価 5,800 円 (税別)
「芸術的完成さでは魯迅のあらゆる作品中で第一位を占める」(竹内好『魯迅入門』)。この言葉に象徴されるように、散文詩集『野草』は中国近代文学史上最高の文学者たる魯迅の最高傑作として称えられてきた。本書はこの作品集を中心に、全く新たな観点から魯迅の文学を捉え直すことを試みる。例えば、タイトルの『野草(Ye-cao)』は日本語訳としても同じく『野草』とされてきたが、よりふさわしい日本語訳として初めて"雑草"を提起する。高潔で凜とした"野草"のイメージに反して、魯迅自身は実際にはそこに日本語"雑草"の大...
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学術図書刊行助成

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