人文科学

バンジャマン・コンスタン日記

バンジャマン・コンスタン日記

バンジャマン・コンスタン/高藤冬武 訳
定価 9,400 円 (税別)
本書は,恋愛心理分析小説の最高傑作の一つ『アドルフ』の作者にして,政治家,政論家,宗教思想史家,コスモポリタンであり,さらに恋愛のマキャベリスト,漁色家,賭博狂という顔も持つ八面相人間バンジャマン・コンスタン(1767年スイスローザンヌ生,1830年パリ没・国葬)の「日記」の翻訳である。モーリヤックをして「ルソー,ジッドもその足下にも及ばぬ魂の告白書」と言わしめた全心露出の「日記」の記述は,別れるに別れられぬスタール夫人との愛憎半ばする悪縁と,既婚ドイツ夫人シャルロットとの離叛再会愛憐の,愛憎と...
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医療の本質と変容

医療の本質と変容

高橋隆雄・北村俊則 編
定価 3,800 円 (税別)
生命倫理学の登場以来,医療倫理に関わる問題として医療者と患者の関係,患者の自己決定の権利,インフォームド・コンセント,生殖医療,移植医療,終末期医療,医療者の職業倫理,ケアのあり方,医療資源の配分,倫理委員会のあり方等々とともに,それらを論じる倫理的原理や法について問われてきた。その際,治療とはいかなることか,医療とはそもそもいかなることであるかは,多くの場合,暗黙の了解とされてきた。しかし,最近のエンハンスメント問題への注目が示唆するように,そうした暗黙の前提が揺らぎ始めており,医療の本質を問...
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アウグスティヌスと東方教父

アウグスティヌスと東方教父

谷 隆一郎
定価 3,200 円 (税別)
現代は,人間と自然,生命などをめぐって多くの困難な問題が山積している時代である。しかし,そうであればこそわれわれは,問題の歴史的かつ本質的な根源に遡って,「人間・自己とはそもそも何か」,「自然ないし自然・本性とは何か」ということについて根本的に問い直してゆくことが必要であろう。本書は,西洋精神の礎であり支柱である教父たちの文脈に即して,人間,自然そして神をめぐる主要なテーマを重点的に吟味し探究したものである。アウグスティヌスと東方教父との両者を視野に収め,それぞれに特徴のある,しかも同根源的な「...
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東アジア世界の交流と変容

東アジア世界の交流と変容

森平雅彦・岩崎義則・高山倫明 編
定価 2,000 円 (税別)
九州大学文学部の教授陣が,東アジアの社会と文化の成り立ちを平易に解説する。そこでは「交流と変容」を共通のキーワードとして,歴史学・考古学・地理学・文学・美学・哲学・言語学など様々な観点から,多様なトピックスをとりあげる。これを通じて,東アジア各地の社会と文化の多様性が,不断の相互交流を通じて歴史的に形成されてきたものであり,いまなお変容し続けていることが示される。複雑な東アジア情勢の過去と現在を理解し,そして未来を見通すには,そうした社会と文化の流動性と多様性を柔軟に感じとる感性と,多角的に物事...
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ローマ帝国の食糧供給と政治

ローマ帝国の食糧供給と政治

宮嵜麻子
定価 4,600 円 (税別)
「パンとサーカス」という言葉に代表されるように古代ローマ帝国においては,皇帝はじめ支配層にとり穀物供給問題は最重要課題の一つであった。本書は食糧供給を分析対象として,ローマ社会が本来的に備えた統治の特質と,帝国形成期におけるその変容過程を解明するものである。共和政政治史の緻密な整理の上で,共和政末期および帝国初期の食糧供給のあり方を明らかにし,帝政期に元首が掌握した穀物供給のための巨大な権力が,既に共和政末期に形成されつつあったことを明らかにする。共和政末期から帝国形成期における統治構造の変容...
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残響

残響

小田 稔 訳
定価 2,400 円 (税別)
統一的なテーマで編集された英・米・アイルランドの短編小説8編。丁寧な注釈を施したハーディ新訳に加え,全8編中7編が本邦初訳。人が作った社会の仕組み,持って生まれた性(さが),避けることのできない老いなどに取り囲まれている人生の中で,生きる喜びと力を与えてくれるものは何か。また,その喜びと力を阻んでいるものは何か。立ち止まって考えたい。耳を傾けたい。失ってはならないものに読者の心を手繰りよせる数々の残響に。
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ミーマーンサー研究序説

ミーマーンサー研究序説

片岡 啓
定価 9,400 円 (税別)
インド六派哲学の雄にして,伝統バラモン教学の最難関たる聖典解釈学ミーマーンサー。その本質を解き明かす世界でも数少ない本格的研究書。タミルナードゥ州の伝統的学者に長く師事した新進気鋭の研究者による祭式行為論研究。第一章の序論に詳細なミーマーンサー研究史を付す。先行研究概観,シャバラとクマーリラの年代論・先行研究を詳述。散逸したクマーリラの『ブリハットティーカー』についても先行研究と関連資料を網羅。第二章の思想史研究ではバーダリからクマーリラに至るミーマーンサー学派の行為概念の発展史を詳細に跡付ける...
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中国南方話劇運動研究(1889-1949)

中国南方話劇運動研究(1889-1949)

間ふさ子
定価 6,200 円 (税別)
20世紀初頭に登場した中国の話劇は,台詞と動作・表情を表現の手段としてドラマを進行させ,具象的な舞台装置や衣装を用いる,「写実」を尊ぶ表演芸術である。新興の表演芸術である話劇は近代意識を表現し,「国語=共通語」で演じられるものだということがこれまでの学界の定説であった。しかし当時の中国においては,国語は知識人の共通語ではあっても民衆の共通語ではなく,国語話劇の他に民衆を対象とした方言話劇も存在していた。著者は中国南方(華南・東南・台湾)の方言話劇運動に着目し,使用言語の問題を中心にその発展の流れ...
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近代における地域漁業の形成と展開

近代における地域漁業の形成と展開

片岡千賀之
定価 7,000 円 (税別)
地域社会を支えた主幹漁業の近代における発展過程を,漁獲物の加工や魚市場の近代化と併せて考察した。九州・沖縄の9つの地域漁業ごとに組織・経営形態,漁業リーダー像といった主体に視点を据えることによって,漁業のダイナミックな発展と南西諸島における独自の組織・経営形態を明らかにした。
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朝鮮植民地教育政策史の再検討

朝鮮植民地教育政策史の再検討

稲葉継雄
定価 4,800 円 (税別)
植民地朝鮮の教育史(1910~45年)は,従来ほとんどが歴代総督の在任期間,あるいは「朝鮮教育令」の改定を時期区分の指標として叙述されてきた。しかし,総督のみならず政務総監・学務局長・学務課長など教育政策の立案・施行に実際に携わった人々の言動に着目すると,やや違った展開となる。本書が目指したのは,実務担当者の「顔の見える」教育政策史である。
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