人文科学哲学・思想
道化師ツァラトゥストラの黙示録
- 定価 6,510円 (内消費税 310円)
本書はニーチェ『ツァラトゥストラ』を「形象が織りなす一つの物語」として捉え,「道化師ツァラトゥストラの黙示録」という新しいツァラトゥストラ像を提示する。「新たな永遠性の道化師」と「ディオニュソスと同一視されたイエス(『ヨハネの黙示録』のイエス)」は,狂気でさえ消し去ることのできないほどニーチェの実存を支配していた。この実存の深みから「道化師ツァラトゥストラの黙示録」は構想された。本書を特徴づけるのは,「ニーチェの遺稿・草稿・書簡も踏まえたテキストの正確な解読」,「大胆なテーゼの提示による哲学的か...
モダニズムの政治学
- 定価 3,990円 (内消費税 190円)
モダニズム,アヴァンギャルド芸術,メディア,映画,商業アート,カルチュラル・スタディーズを,碩学ウィリアムズがつなぐ。本書は,これらをつなぐことで見えてくる20世紀の壮大な文化史であり,21世紀の新しい知の可能性を開く。本邦初訳となるウィリアムズの80年代の決定的論集。
生命という価値
- 定価 3,990円 (内消費税 190円)
熊本大学生命倫理論集第3巻のテーマは「生命の価値」そのものである。生命倫理が前提とする生命という価値についての根本的問いかけに,哲学,倫理学,法学,医学,脳科学,生物学等の様々な分野の専門家が本気で取り組み,学問の境界を越えた議論を展開する。
生命・環境・ケア
- 定価 3,990円 (内消費税 190円)
ケア概念の新しい解釈を機軸にして,生命と環境をめぐる倫理的諸問題を統一的に捉え,その構造と連関を読み解くとともに,安楽死やエンハンスメント問題等に対処する,従来とは異なる視点も提示している。また,日本文化の基底にケア的なものを見出すことによって,本書は日本的な生命倫理の可能性を問うものでもある。
自己決定論のゆくえ
- 定価 3,990円 (内消費税 190円)
自己決定概念は,患者の自律やインフォームド・コンセント,プライバシー概念等の基礎にあり,生命倫理において核となる重要な概念である。しかし,その歴史的由来について,またその概念の意味するところについて,これまで本巻のように主題的に扱われることはほとんどなかった。ここでの諸論考は,「自己決定権」や「自律」概念の理解にも大いに役立つはずである。
生命の倫理2
- 定価 3,150円 (内消費税 150円)
20世紀優生学は,科学が差別思想に取り込まれた早生の生命倫理学であった。本書は『生命の倫理――その規範を動かすもの――』に引き続き,優生学とその政策を,諸科学・各国優生学・女性・衛生安全思想といった多様な切り口で分析するものである。さらに優生学時代を確実に乗り越えた,精神医学・胎児診断・臨床試験倫理など現代医療倫理の構築を試みる。
純化の思想家ルソー
- 定価 5,040円 (内消費税 240円)
ルソーはその矛盾を統一へともたらさねばならない矛盾の思想家でなく,選択を迫る純化の思想家であり,この純化の力が独自のルソー思想を可能にした。本書は人間・市民・孤独な散歩者という三つの理念型を四つの鍵概念(幸福・自由・秩序・神)の光のもとで見ることによって,純化の思想家ルソーを描く試みである。
日本の生命倫理
- 定価 3,990円 (内消費税 190円)
学内共同研究の成果である「熊本大学生命倫理研究会論集」シリーズは第6巻をもって一応完結し,これからは,国内外の研究者との共同研究を通じて生命倫理研究に貢献していきたい。その一環として,新しい論集を刊行することになった。第1巻のテーマは「日本の生命倫理:回顧と展望」である。今の時期は,これまでの広範多岐にわたる活動を振り返るとともに将来を展望することが必要であろう。生命倫理の各領域の研究者に様々な観点から執筆していただいた。大きく分けると「総論」,「自己決定・医療情報」,「生命と法」,「職業倫理」...
労働の倫理
- 定価 2,625円(内消費税 125円)
『諸宗教の倫理学―その教理と実生活』シリーズは,テーマ別に世界の偉大な諸宗教を比較するものである。第1巻「性の倫理」,第3巻「健康の倫理」,第5巻「環境の倫理」,第4巻「所有と貧困の倫理」と刊行してきた本シリーズは,本書,第2巻「労働の倫理」で完結となる。 ベネディクト派の「祈りと労働」は,おそらく,西洋のキリスト教圏で,労働がどんなに重要な役割を演じてきたか,そして演じているかを,最も明瞭に告げ知らせている。イスラム教,仏教,ヒンドゥー教,そして儒教は人間の労働をどのように評価しているのだろ...
生命・情報・機械
- 定価 2,940円 (内消費税 140円)
生命倫理研究とは,現実の諸問題の本質を解明するとともに,問題解決に向けての具体的指針を模索するものである。それには倫理学をその任に堪えうるように鍛え上げることと多くの分野にわたる共同作業が不可欠である。本論集は日常的な共同研究を基礎にして,徹底した討議をへて成った論文集である。「情報」を中心テーマとする本書では,医療情報や遺伝子情報をめぐる倫理的諸問題はもとより,情報環境と人間,機械と生命との根本的関係や人間の尊厳のあり方の考察を通じて,生命と情報に関する本質的な問題が論じられている。「遺伝子」...
