生命・環境・ケア日本的生命倫理の可能性

著者名
高橋隆雄
価格
定価 3,990円 (内消費税 190円)
ISBN
978-4-87378-971-2
仕様
A5判 上製 270頁 C3012
発行年
2008年4月

内容紹介

ケア概念の新しい解釈を機軸にして,生命と環境をめぐる倫理的諸問題を統一的に捉え,その構造と連関を読み解くとともに,安楽死やエンハンスメント問題等に対処する,従来とは異なる視点も提示している。また,日本文化の基底にケア的なものを見出すことによって,本書は日本的な生命倫理の可能性を問うものでもある。

目次

第?部 ケア論の射程
第一章 ケアとは
  日本における「ケア」の用法史/ケア概念の展開/日本のケア論のソース
  ブック/ケアの意味/ケア論の分類
第二章 日本思想におけるケアの概念――神の観念を中心として――
  日本文化を理解するキーワード―ケアとの類似――/日本における神の
  観念/日本的な霊の本性としてのケアへの欲求/政治・宗教
第三章 安楽死について――日本的死生観から問い直す―  
  安楽死と尊厳死の概念/これまでなされてきた議論/安楽死と日本的伝統
第三章補論 治療義務・医学的無益性・自己決定・患者の最善の利益

第?部 生命と環境の倫理
第四章 自然・他者・環境
  ホッブズ、ロック:自己保存と種の保存/価値のまぎれ/生命中心主義へ
  の批判/環境の人工化の光と影/環境と人工物環境/自然権の新しい解釈
  とケアへの移行
第五章 生命と環境の倫理――ケアによる統合の可能性――  
  生命倫理と環境倫理の統合を考える必要性/キー概念としてのケア/ケア
  と権利/生命・環境倫理の統合へ向けて
第六章 デジタルとバイオ――機械・生命・尊厳――  
  デジタルテクノロジーとバイオテクノロジー/生命の世界と機械の世界/
  遺伝子時代の「尊厳」概念

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