膜状凝縮熱伝達

著者名
藤井 哲
価格
定価 6,160円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ISBN
978-4-87378-882-1
仕様
A5判 上製 292頁 C3053
発行年
2005年10月
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内容紹介

「膜状凝縮」は蒸気が液体に相変化する際に現れる凝縮形態の一つであり,各種工業プロセスで頻繁に現れる伝熱現象である。本書は,凝縮器の設計あるいは改良のための基礎となる膜状凝縮現象を,初歩的解説から最新の研究成果の紹介にわたって,体系的に述べるものである。

目次

第1章 緒論
  凝縮熱伝達の研究史/凝縮現象の分類と本書の構成
第2章 鉛直平面上の膜状凝縮(I)
      ――飽和純蒸気――  
  層流二相境界層方程式/層流自由対流凝縮/層流強制対流凝縮
  /層流強制―自由共存対流凝縮/実験結果
第3章 鉛直平面上の膜状凝縮(II)
      ――加熱蒸気,二成分混合気,多成分混合気――  
 
 二成分混合気の層流二相境界層方程式およびその解/単一成分
  過熱蒸気/水蒸気+不凝縮ガス混合気/二成分混合気/三成分
  混合気
第4章 水平円管外面上の膜状凝縮(I)
      ――飽和純蒸気――  
  基礎式/水平円管外面上の自由対流凝縮/強制―自由共存対流
  凝縮/実験結果と理論解の比較
第5章 水平円管外面上の膜状凝縮(II)
      ――二成分および三成分混合気――  
  二成分混合気の水平円管外面上の自由対流凝縮/二成分混合気
  の水平円管外面上の強制対流凝縮/三成分混合気の水平円管外
  面上の自由対流凝縮
第6章 水平管群
  水平管群内における凝縮現象―イナンデーション/浅い水平管
  群―蒸気流速の影響が無視できる場合/深い水平管群―蒸気流
  速の影響がある場合(I)――水――/深い水平管群(II)――有機物
  質――/水平管群内における湿り空気の冷却
第7章 管内凝縮
  純蒸気の水平管内凝縮/二成分混合気の水平管内凝縮/鉛直円
  管内凝縮
第8章 高性能凝縮伝熱面
 
 フィン付き円管(水平管外凝縮)/ローフィン管群/鉛直縦溝
  付き面/マイクロフィン管(水平管内凝縮)

学術図書刊行助成

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