バロック期の都市風景画を読むベロットが描いたドレスデン,ピルナ,ケーニヒシュタインの景観

著者名
萩島 哲
価格
定価 5,600 円 (税別)
ISBN
978-4-87378-898-2
仕様
B5判 並製 136頁 C3052
発行年
2006年1月
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内容紹介

 バロックからロココに向かう激動の18世紀ヨーロッパ。絵筆一本で各地の王侯貴族の宮廷画家として活躍した放浪の画家,ベルナルド・ベロット。バロックの街並みを写真のように描く名手。本書は,このような風景画家ベロットを日本で初めて紹介した著作であり,特にベロットが親しみを込めて描いたドレスデン,その郊外のピルナ,ケーニヒシュタインの町の絵画を景観デザインの面から読み解いた著作である。
 「絵になる景観」を追究する著者は,最も景観を重視した都市計画を実現したといわれるバロック期に描かれた彼の絵に着目して,このバロック期の絵画が決して古くなく,景観を考えていく上での原点であることを力説している。
 本書は,景観に関心を持っている人,建築行政や景観行政など景観まちづくりを進める地方公共団体,あるいは都市計画コンサルタントにとって必須のテキストになるだけでなく,初期の風景絵画の見方もわかり易く記載されているため,広く広く市民の方々,美術愛好家の方々の関心を呼ぶに違いない。

目次

第1章 序 論
  本書のねらい/本書の構成
第2章 ベロットが生きた時代
  芸術の潮流/ドレスデンの歴史/ピルナの町とゾンネンシュタイン
  要塞の歴史/ケーニヒシュタイン要塞の歴史/ベルナルド・ベロッ
  トの生涯/国王アウグスト3世の統治下
第3章 ベロットが描いたドレスデンの景観
  芸術の黄金時代/ドレスデンのコレクション/ヴェネツィアからド
  レスデンへ/都市景観の絵画/ドレスデンの都市構造/ドレスデン
  の現地調査/エルベ川シリーズ(D)/ツヴィンガー宮殿シリーズ(T)
  /フラウエン教会シリーズ(F)/聖十字架教会シリーズ(C)/ノイシ
  ュタットのマルクト広場(M)/3つの構図で描かれたドレスデンの
  街並み/絵になる景観と絵画の構図
第4章 ベロットが描いたピルナの景観
  1750年代のピルナ/なぜ,ピルナを描いたのか/ベロットが描いた
  視点場と構図/カメラ・オブスキュラ/バロック的特徴/ピルナの
  構図の視点場/4つの構図で描かれたピルナの景観/構図論
第5章 ベロットが描いたケーニヒシュタインの景観
  1750年代のケーニヒシュタイン要塞/ケーニヒシュタイン要塞を描
  いた背景/ケーニヒシュタインの現地調査/ケーニヒシュタイン要
  塞(K)/ハイデナウから見るエルベ川渓谷/2つの構図で描かれた
  ケーニヒシュタインの景観
第6章 バロック期の「絵になる都市景観」
  3つの構図によるドレスデンの街並み/4つの構図によるピルナの
  景観/2つの構図によるケーニヒシュタインの景観/バロック期の
  「絵になる景観」は2グループ5タイプの構図がある/構図と景観
  デザイン

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