島弧火山と大陸地殻

著者名
柳 哮
価格
定価 3,000 円 (税別)
ISBN
978-4-87378-979-8
仕様
A5判 並製 132頁 C3044
発行年
2008年8月
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内容紹介

本書は島弧で玄武岩マグマから大陸地殻ができる仕組みを紹介するものである。問題はカルクアルカリ岩系マグマの起源にあり,それを開放系マグマ溜りでの結晶分化で解決すると共に,マントルプリズム内の誘導対流と組み合わせ,火山弧と外弧からなる島弧地形や,関門層群と山陰・山陽花崗岩,領家帯からなる白亜紀西南日本内帯の地質を説明する。島弧の岩石学,火山学,地球化学,地質学,地球物理学,惑星地質学を結ぶ専門書である。

目次

まえがき
第1章 大陸地殻と花崗岩
 1.1. 大陸地殻の成長
 1.2. 造山運動と大陸地殻
 1.3. 成長論と定常論
 1.4. 大陸の成長と分裂
第2章 大陸地殻と始原マントルの化学組成
 2.1. 大陸地殻
 2.2. 大陸地殻の化学組成
 2.3. 始原マントルの化学組成
 2.4. 大陸地殻を作るに必要な始原マントルの最少量
第3章 Bowen系列のマグマの起源
 3.1. Bowen系列のマグマ
 3.2. マントルかんらん岩の部分溶融
第4章 大陸地殻を作る仕組みの探索
 4.1. 3つの制約条件
 4.2. 微量成分の利点
 4.3. 島弧マントルの部分溶融
 4.4. マグマの分別結晶作用
 4.5. 玄武岩地殻の部分溶融
 4.6. マグマ供給の続くマグマ溜りでの結晶作用
 4.7. 集積岩のマントルへの搬出
第5章 島弧火山のマグマの組成変化の仕組み
 5.1. 繰り返しマグマの供給があるマグマ溜り
 5.2. 火山岩の進化の上限と上部大陸地殻の組成
第6章 島弧火山のマグマ溜りの構造と作動
 6.1. 地殻の中の開放系マグマ溜り
 6.2. 上下組になったマグマ溜り形成の必然性
 6.3. 下部地殻の同化とマグマの組成変化経路
 6.4. 火山岩に見る下部地殻の同化
第7章 島弧火山岩と上部大陸地殻
 7.1. 液相濃縮微量元素組成の進化
 7.2. 主成分組成の進化
 7.3. 水分の働き
第8章 火山弧と外弧
 8.1. 火山岩を伴う花崗岩と伴わない花崗岩
 8.2. 島弧の構成
 8.3. 地形の異なる2種類の島弧
 8.4. 火山弧のマグマ溜りと外弧のマグマ溜り
 8.5. マグマ溜り形成の二者択一性
 8.6. 白亜紀の西南日本
第9章 月および地球型惑星の地殻
 9.1. 月
 9.2. 地球型惑星
 9.3. 比較惑星学
引用文献
あとがき
学術図書刊行助成

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