自然科学理学
島弧火山と大陸地殻
- 定価 3,150円 (内消費税 150円)
本書は島弧で玄武岩マグマから大陸地殻ができる仕組みを紹介するものである。問題はカルクアルカリ岩系マグマの起源にあり,それを開放系マグマ溜りでの結晶分化で解決すると共に,マントルプリズム内の誘導対流と組み合わせ,火山弧と外弧からなる島弧地形や,関門層群と山陰・山陽花崗岩,領家帯からなる白亜紀西南日本内帯の地質を説明する。島弧の岩石学,火山学,地球化学,地質学,地球物理学,惑星地質学を結ぶ専門書である。
脂質膜の物理
- 定価 4,410円 (内消費税 210円)
脂質膜の物理化学的研究に興味を持って学びたい読者のために,膜系に限らず力学的,化学的,電気的および統計熱力学的な基本的事項について実験と理論の両面から紹介した。脂質平面2分子膜の安定性の統計力学的解析,脂質膜と麻酔剤の相互作用,液膜の曲げ弾性エネルギーの基本的問題の解析,チューブ状ベシクルの形状転移,カップ状ベシクルの形状解析などの話題を通じて,基礎理論と実際の応用例を示した。
数理点景
- 定価 2,100円 (内消費税 100円)
本書は,九州大学理学部数学科の高校生向け説明会で使われた,和算書収録の図形的問題などを題材に,高校生程度の数学(多項式,平方根,三角関数,弧度法)の知識を駆使すれば,話題の流れに沿って数学をダイナミックに展開できる様子を物語るものである。若い人たちに数学研究の実態とその魅力を垣間見せることができよう。
Proceedings of the 12th International Conference on Finite or Infinite Dimensional Complex Analysis and Applications
- 定価 10,500円 (内消費税 500円)
本書は2004年7月に,世界各国から約100名の参加者を得て国際基督教大学で開催された数学の国際会議の報告集である。複素解析,力学系,微分方程式,代数解析など多様な分野の高度で最新の結果が掲載されており,本書は各分野の最近の動向に対する鳥瞰図の役割を担うことが出来る。数学の研究者が所属する研究図書館には是非とも備えておく必要のある書物である。
スポーツ統計学概論[増補版]
- 定価 3,990円 (内消費税 190円)
卒業論文などで頻繁に使用する統計学の内容を中心にした,体育系学部生用の統計学入門書。数学の基礎知識が十分でなくても容易に理解できるように様々な工夫を凝らしている。増補版では,実験計画法,尺度構成法,ノンパラメトリック法から要望の多かったいくつかの手法を追加した。
Simulation of Biological and Environmental Processes
- 定価 4,410円 (内消費税 210円)
本書は,米国アリゾナ大学大学院での講義内容を1冊の本にまとめたもので,湖水の富栄養化,DDTの拡散と食物連鎖による魚等への蓄積,ガイア仮説,バイオリアクタ内の反応,さらに温室における環境調節と植物生育などこの分野の多くの事例を紹介し,生態系モデルの作り方を詳細に解説している。演習問題も多く,モデルをいかにして作るかに重点が置かれ,その手法を取得できる。カリフォルニア大学バークレイ校の生物科学者が開発した平易な言語が使用されており,プログラミングの勉強は特に必要ない。
数学解析の望ましい姿を探って
- 定価 2,625円 (内消費税 125円)
2002年12月12日?14日に「数学解析の望ましい姿を探って」と題して,九州大学国際ホールで開催された研究集会の報告集。専門的な講演の他に,異なる研究領域の聴衆を意識した啓発的な講演など,全13講演を収録。
統計科学の最前線
- 定価 3,570円 (内消費税 170円)
本書は,統計科学の教育・研究に役立つことを目的として観察データ解析のためのマンテル・ハンセル法や臨床試験データ解析のための生存時間解析法,同等性の検定法などのバイオ統計学の最先端の話題,およびこれに関連した順序制約下での情報量基準など数理統計学の最先端の話題が分かりやすく解説されている。
研究者,大学院生,統計科学を志す学生,医薬開発に統計実務家,また,金融工学,情報工学など周辺分野の研究者に最新のデータ解析理論,および方法論を提供する格好のテキストである。
中性子スピン光学
- 定価 4,725円 (内消費税 225円)
中性子スピン干渉法では,中性子スピン固有状態への分波と,重ね合わせにより,固有状態間の位相差が中性子強度の変化として観測され,中性子と種々の場との相互作用が実験的に観測される。著者らが発展させたこの枠組みが,スピノールの位相変換として,詳細に解説されている。また,新しい中性子スピンエコー法の開発など,この原理の応用の新しい展開が解説されている。この実験法の開発には,中性子偏極ミラー,共鳴中性子スピンフリッパーなどの中性子制御デバイスの開発が重要で,これらの開発原理も詳細に解説される。この分野を目...
トカマク概論
- 定価 8,820円 (内消費税 420円)
本書は,世界中の核融合研究者の間で高い評価を受けている『Tokamaks』第一版の日本語訳です。核融合プラズマの磁場閉じ込め方式の一つである「トカマク」の原理を総合的に理解するためには物理,数学,工学や先進技術など多くの分野の知識が必要となりますが,本書では関連したトピックスをそれぞれ2ページに集約しており,簡明にしかも総合的に説明しています。核融合研究が大きく進展し,ITER(国際熱核融合炉)が国際協力で実現されようとしている現在,トカマクについての解説書としてタイムリーで最適な書と言えるでし...
