民族共生への道アジア太平洋地域のエスニシティ

シリーズ名
アジア太平洋センター研究叢書13
著者名
片山隆裕 編著
価格
定価 2,940円 (内消費税 140円)
ISBN
978-4-87378-767-1
仕様
A5判 上製 300頁 C3336
発行年
2003年3月

内容紹介

本書は,アジア太平洋地域におけるエスニック・グループをめぐる様々な状況を取り扱っている。そこに見られるエスニシティは他のグループや上位社会などとの相互関係の中で多元性,状況性,可変性を帯びており,「民族共生への道」も様々である。グローバル化の進展が民族や文化をめぐる新たな状況や関係を生みだす中,多元的かつ状況的なエスニシティのあり方を理解し,民族や文化の違いや他者の存在を認め合いながら協調する努力を重ねていくことは,私たちに課せられた重要な課題である。

目次

序 章 エスニックな共生
       アジア太平洋地域における民族共生のさまざまなかたち  
    第1部 複合社会マレーシアのエスニシティ
        民族共生への教育と宗教の関わり  
第1章 マレーシアにおける多民族の共生と教育の役割
第2章 マレーシアの華人信仰「ダトコン」と<義務>の観念
      第2部 中国少数民族のエスニシティ
          共生へのさまざまな模索  
第3章 朝鮮族の経験と言説
       延辺朝鮮族自治州の事例を中心に  
第4章 民族共生への模索
       雲南省白族の白語新文字創定とその普及をめぐって  
第5章 チベット現代化と教育の役割
       第3部 先住民族のエスニシティ
     台湾,フィリピン,グアムにおける共生の課題  
第6章 台湾における多元的エスニシティと民族共生を考える
       原住民族の社会福祉政策をめぐって  
第7章 フィリピン・パラワン族の土地問題と開発
第8章 小さな島の大きなチャレンジ
       序論:グアム島チャモロ人の脱植民地化要求の論理  
        第4部 再編されるエスニシティ
   タイ山地民とインド・ケーララ州にみる民族共生のかたち  
第9章 ラオ・チャーオタイ・プーカオ
       タイ山地民におけるエスニシティの主体的形成とNGO  
第10章 「エスニシティとしてのカースト」から
    「ヒンドゥーというアイデンティティ」へ
       インド・ケーララ州の事例から  
終 章 民族共生の可能性  文化力学試論  
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