「自ら学ぶ大学」の秘密地域課題にホンキで取り組む四年間

シリーズ名
シリーズ 北九大の挑戦 2
著者名
北九州市立大学 監修/眞鍋和博
価格
定価 1,800 円 (税別)
ISBN
978-4-7985-0154-3
仕様
B5判 並製 132頁 C1337
発行年
2015年4月
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内容紹介

本書は,地域におけるこれからの大学のあり方について,北九州市立大学の地域創生学群をはじめとした取り組みを中心にまとめたものである。学生と教員が地域の「日常」を経験し続けながら,諸課題の解決に地域の方々と共に取り組んでいく姿は,少子高齢化に突入した時代の地域運営のモデルとなるだろう。大学教育が転換期を迎える中,本学の取り組みが近未来の大学像となることを期待したい。

目次

 はしがき  近藤倫明(北九州市立大学長)
 
第1章 教育の大転換時代
 
 1 激変する社会環境
  1.1 産業・社会の構造変化の時代
  1.2 グローバル化の加速
  1.3 サービス経済化の進展
  1.4 技術革新の高速化
  1.5 IT環境の急速な進展
  1.6 構造変化が企業の人材マネジメントに与えた影響
 
 2 社会が求める能力
  2.1 企業が求める能力とは
  2.2 高等教育機関で育成すべきとされる能力とは
  2.3 諸外国の様相
  2.4 キャリア教育の導入
  2.5 大学教育の新しい流れ
    2.5.1 FD(ファカルティ・ディベロップメント)
    2.5.2 アクティブ・ラーニング
    2.5.3 PBL(Project-Based Learning)
    2.5.4 SL(Service Learning)
 
 3 大学をとりまく環境の変化
  3.1 ユニバーサル化した大学
  3.2 「経営」が避けられなくなった
  3.3 競争的資金の隆盛
  3.4 大学の存在意義
  3.5 強くなる若者の社会貢献意識
 
第2章 地域創生学群の開設
 
 1 地域創生学群とは
  1.1 設置目的と理念
  1.2 開設の経緯
  1.3 入学定員,入試についての議論
  1.4 カリキュラムの考え方とコース制の採用
 
 2 地域創生学群の教育の柱「実習」
  2.1 地域での実践が学生を成長させるという信念
  2.2 実習活動の事例(平成25年度)地域マネジメントコース
  2.3 実習活動の事例(平成25年度)地域福祉コース
  2.4 実習活動の事例(平成25年度)地域ボランティア養成コース
  2.5 実習活動の事例(平成25年度)全コース対象
 
 3 社会で求められる力を涵養する
  3.1 地域創生力の設定
  3.2 地域創生力アセスメントとポートフォリオ
 
 4 地域社会との互恵関係
  4.1 地域創生フォーラム
  4.2 学外アドバイザリーボード委員会
 
 5 地域創生学群の成果として
  5.1 大学と地域との関係性の構築
  5.2 地域創生力の涵養とそのプロセス
  5.3 就職決定率100%
  5.4 高い学生満足度
  5.5 地域への貢献
 
第3章 「地域共生教育センター」設置による地域活動の全学的展開
 
 1 開設の背景
  1.1 学生と大学教育の新しい方向性
  1.2 文部科学省GP事業へのエントリー
 
 2 立ち上げの経緯
  2.1 組織づくり
  2.2 学内での位置付けと組織名の検討
  2.3 地域共生教育センター(通称421Lab.)の理念と学生組織
 
 3 プロジェクト紹介
  3.1 3つの活動分類
  3.2 プロジェクト一覧
 
 4 副専攻環境ESDプログラム
  4.1 副専攻プログラム開設の背景
  4.2 副専攻プログラムの概要
  4.3 副専攻プログラムの周知
  4.4 これまでの成果と今後の展望
 
 5 成果と今後
  5.1 学生の参加状況 参加スタッフ
  5.2 参加した学生のコメントから見る学びと成長
  5.3 今後の展望
 
第4章 北九大方式の地域実践教育を全市に拡げる「北九州まなびとESDステーション」
 
 1 開設の背景と経緯
  1.1 実践型大学教育の拡大と課題
  1.2 ESDに対する期待
  1.3 大学間連携共同教育推進事業への申請と採択
  1.4 ブランディングに向けた取り組み
 
 2 事業の展開
  2.1 目的と運営組織
  2.2 事業の3層構造
  2.3 まなびとプロジェクト(2013年4月,開所時)
 
 3 これまでの成果と今後の展望
  3.1 参加した学生の成長
  3.2 地域の方々の声
  3.3 運営体制と成果
  3.4 今後の展望
 
第5章 もうひとつの学生支援北九大方式キャリア形成支援
 
 1 キャリアセンターを立ち上げる
  1.1 最初に行ったこと
  1.2 当時の就職支援室の状況
  1.3 支援行事の選択と集中
  1.4 学生を巻き込む
 
 2 キャリア支援の充実
  2.1 学生プラザの開設
  2.2 キャリアセンターの改装
  2.3 インターンシップの充実
 
 3 プロジェクト型インターンシップの導入
  3.1 学生と大学がwin-winとなるプロジェクト
  3.2 就職ガイダンス企画運営プロジェクト
  3.3 キャリアセンターフリーペーパー制作プロジェクト
  3.4 オープンキャンパスプロジェクト
  3.5 「ニューウェーブ北九州」学生応援プロジェクト
  3.6 ボクラノ
 
 4 キャリアセンター開設の成果
  4.1 学生の居場所としての「部活」
  4.2 キャリアセンター来場者数
  4.3 進路把握と就職率向上
  4.4 学生と職員の接点
  4.5 卒業生のロイヤリティ
 
 5 キャリアに関する科目を新設する
  5.1 新カリキュラムを提案せよ
  5.2 北九大方式キャリア教育のコンセプト
 
 6 各キャリア系科目の概要
  6.1 キャリア・デザイン
  6.2 コミュニケーションと思考法(現:コミュニケーション実践)
  6.3 プロフェッショナルの仕事
  6.4 プロジェクト演習
  6.5 サービスラーニング 1・2
  6.6 グローバルリーダーシップ論
  6.7 地域の達人
 
 7 キャリア系科目を設置した成果
  7.1 多くの学生が受講してくれるようになった
  7.2 授業評価の結果
  7.3 学生の雰囲気が変わってきた
 
 あとがき

著者紹介

眞鍋和博(まなべ かずひろ)
 福岡県北九州市出身。熊本大学卒業後,1992年株式会社リクルート入社。企業の人材採用,高等教育機関の学生募集広報,大学生のキャリア形成プログラムの開発営業等を担当。業務の傍ら大学にて教職課程を履修。34歳で教育実習を経験し高等学校第一種免許状(地理・歴史)を取得した。
 2006年同社を退社し,北九州市立大学キャリアセンター助教授(現准教授)就任。学生の就職活動支援に加えて,汎用的能力獲得を目的とした低学年次からのプロジェクト型インターンシップのコーディネートやキャリア形成支援を目的とした正課授業を担当。また,同時に九州大学大学院人間環境学府教育システム専攻入学,2008年修了(教育学修士)。2009年からは地域創生学群専任教員となり,Project-Based LearningやService Learningを地域で展開するためのコーディネートや学生指導を行っている。
 その他,2010年に設置した地域共生教育センター長や,2013年に小倉・魚町商店街内にキャンパスを設置した北九州市内10大学が連携した実践的教育拠点である「北九州まなびとESDステーション」の事業責任者も務める。3つの組織を合わせると約60プロジェクト,1,000名の学生が北九州地域での実践的な地域課題解決活動を常時展開している。また,We Love小倉協議会副会長をはじめとして地域団体や行政関連の様々な役割も担当している。

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