ピア・パワー子どもの仲間集団の社会学

著者名
パトリシア・A. アドラー&ピーター・アドラー/住田正樹 監訳
価格
定価 4,000 円 (税別)
ISBN
978-4-7985-0203-8
仕様
A5判 並製 454頁 C3037
発行年
2017年9月
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内容紹介

友情と忠誠心、友達からの人気とグループ内の序列。リーダーの支配と取り巻きの追従、いじめられた子どもの悲哀。互いに反発し距離を取りながらもやがては魅かれゆく少年と少女...。 戸惑い揺れ動きながらも、仲間集団を通して成長していく、著者夫妻自らの子を含む子どもたちの姿を、8年間に及ぶ調査観察により解き明かした、子ども社会学不朽の名著、待望の翻訳。

目次

 謝 辞
 凡 例
 
序 章
 
 1 子どもの仲間文化の研究
 2 子ども研究のパースペクティブ
 3 社会心理学的枠組み
 4 子ども期の四つの次元
 本書の概要
 
第1章 研究者としての親
 
 1 調査設定と戦略
 2 役割位置の選定
 3 役割関係
 4 倫理的問題
 
第2章 人 気
 
 1 男の子の人気に影響を与える要因
 2 女の子の人気に影響を与える要因
 
第3章 クリーク[仲間集団]のダイナミックス
 
 1 包摂の技術
 2 排除の技術
 
第4章 クリーク[仲間集団]の階層化
 
 1 地位のヒエラルヒー
 2 アイデンティティ・ヒエラルヒー
 
第5章 放課後の活動
 
 1 自発的な遊び
 2 娯楽的活動
 3 競争的活動
 4 エリート的活動
 
第6章 友人関係(1)  「親密な」関係と「軽い」関係  
 
 1 親密な友人関係
 2 軽い友人関係
 
第7章 友人関係(2)  限定された関係  
 
 1 活動するときの友人
 2 近隣の友人
 3 電話で繫がっている友人
 4 休暇のときの友人
 5 家族ぐるみの友人と親戚
 6 友人関係のパターン
 
第8章 異性関係(1)  初期と中期  
 
 1 性の統合:初期
 2 性別分離:中期
 
第9章 異性関係(2)  後期  
 
 1 分 離
 2 友好的な関係
 3 ロマンチックな関心
 4 戯 れ
 5 異性へのアプローチ
 6 拒否されること
 7 デートすること
 8 仲間の反応
 9 密かに想う
 
第10章 全体のまとめ
 
 1 前青年期の特徴
 2 遊び、ゲーム、仕事
 3 仲間の力  文化、社会化、そしてアイデンティティ  
 
 監訳者あとがき
 注
 訳 注
 参考文献
 索 引

著者紹介

住田正樹(すみだ まさき)
慶應義塾大学文学部卒業(社会学専攻)、東京大学大学院教育学研究科博士課程
退学(教育社会学専攻)、九州大学名誉教授・放送大学名誉教授、教育学博士。
専攻:教育社会学、発達社会学
主要著書論文:
『子どもの仲間集団の研究』( 九州大学出版会 一九九五、第2版、二〇〇〇)、
『地域社会と教育』(九州大学出版会 二〇〇一)、『子ども社会学の現在』( 九
州大学出版会 二〇一四)。

東野充成(ひがしの みつなり)
九州大学教育学部卒業(教育社会学専攻)、九州大学大学院人間環境学府博士後
期課程修了(教育社会学専攻)、九州工業大学教養教育院准教授、博士(教育学)。
専攻:教育社会学、社会政策論
主要著書論文:
『子ども観の社会学』(大学教育出版 二〇〇八)、『揺らぐサラリーマン生活』
(共著 ミネルヴァ書房 二〇一一)、『変動社会と子どもの発達』(共著 北樹出
版 二〇一五)。

佐々木正徳(ささき まさのり)
北海道大学文学部卒業(文化人類学専攻)、九州大学大学院人間環境学府博士後
期課程修了(教育人類学専攻)、長崎外国語大学外国語学部・准教授、博士(教
育学)。
専攻:教育人類学、ジェンダー論、韓国社会・文化論
主要著書論文:
『アジアから観る、考える  文化人類学入門』(共著 ナカニシヤ出版 二〇〇八)、
『アジアのなかのジェンダー』(共著 ミネルヴァ書房 第2版、二〇一五)、「公
益勤務要員からみた韓国の軍事主義」(『日本ジェンダー研究』第一八号、二〇
一五)

山瀬範子(やませ のりこ)
九州大学教育学部卒業(教育社会学専攻)、九州大学大学院人間環境学府博士後
期課程満期退学(教育社会学専攻)、國學院大學人間開発学部子ども支援学科准
教授、修士(教育学)。
専攻:教育学、教育社会学
主要著書論文:
「「育児」概念の捉えなおしの試み  〈父親の育児参加〉をめぐって」(『九
州教育社会学会研究紀要』創刊号、二〇〇八)、「育児書にみる〈父親〉像」
(『四国大学紀要』人文社会編第三九号、二〇一三)、「教職の専門職性を問う」
神長美津子・湯川秀樹・鈴木みゆき・山下文一編著『専門職としての保育者  
育者の力量形成に視点をあてて  』(光生館 二〇一六)所収。

針塚瑞樹(はりづか みずき)
西南学院大学法学部法律学科卒業、九州大学大学院人間環境学府博士後期課程退
学(教育人類学専攻)、別府大学文学部講師、博士(教育学)。
専攻:文化人類学、教育人類学
主要著書論文:
「子どもが路上生活を止める/続ける理由  インド、ニューデリー駅周辺の事
例から  」(『子ども社会研究』第一三号、二〇〇七)、「子どもの「自己決
定」に関する一考察  子どもの意見表明・参加の権利を中心に  」(『九州
教育学会研究紀要』第三六号、二〇〇九)、「インドにおけるノンフォーマル教
育とNGO  デリー、ストリートチルドレンを対象とした教育実践と子どもの
権利  」押川文子・南出和余編著『「学校化」に向かう南アジア  教育と社
会変容  』、(昭和堂 二〇一六)所収。

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