植民地朝鮮の日本語教育日本語による「同化」教育の成立過程

著者名
久保田優子
価格
定価 6,720円 (内消費税 320円)
ISBN
978-4-87378-888-3
仕様
A5判 上製 384頁 C3037
発行年
2005年12月

内容紹介

戦前に日本が植民地朝鮮で行った教育は,朝鮮人の日本への同化を特色とし,日本語がその主要な手段とされた。本書は,その原点に立ち返り,日本語教育における同化の概念を闡明し,日本語が同化の主な手段に位置づけられた論理と,日本語による同化教育の成立過程を解明しようとするものである。

目次

序 章 研究の目的と方法
第一章 内地教育世論における日本語による「同化」論の形成
    「開化」論期(第一次日韓協約以前)/「勢力扶植」から「同化」へ
    (第一次日韓協約以後―併合前)/「同化」のための「国語」へ(併
     合直後)
第二章 併合前韓国の日本語教育
     第一次日韓協約以前の日本語教育/第一次日韓協約以降―併合前の
     日本語教育
第三章 韓国統監府教育関係日本人の日本語教育論の二面性と韓国語認識
      ――第一次日韓協約以降?併合前まで――  
     日本語教育論/内地向けと韓国向けとの論理の相違/韓国統監・副
     統監,及び日本人学務官僚の韓国語認識 「模範教育」実施上必要
第四章 内地教育世論における日本語による朝鮮人「同化」の論理
     内地人の「国語認識」の成立―上田万年の国語改良論/「国語認識」
     から国語政策へ/「国語認識」から朝鮮人「同化」論へ
第五章 朝鮮総督府における「同化」概念の二重構造
     現地学務官僚による「順良化」案/「朝鮮教育令」における「忠良
     化」方針/「同化」の手段とされた日本語
第六章 併合後日本語教育の実施方法
      ――朝鮮総督府と帝国教育会「建議案」・内地教育世論との相剋――  
     教科書の編纂について/教授法について/教員養成における国語・
     朝鮮語重視
第七章 併合後の国語教科書における「同化」の概念
 
    国語による「同化」の概念とその構成要素/「同化」の構成要素に
     関する国語教材の取り扱われ方
終 章 日本語による「同化」教育の成立過程と今後の課題
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