社会科学

通信産業の経済学 R1

通信産業の経済学 R1

実積寿也
定価 3,740円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、基本的なミクロ経済学の知識を有する読者を対象に、通信産業やネットビジネスの経済学的な特質についてとりまとめたものであり、前著『通信産業の経済学2.0』の内容を現行化するとともに、発展を続けるインターネット業界に関連する議論をさらに充実させたものである。 全体は四部から構成され、第1部(通信と政府の役割)において、本書の理解のベースとなる経済理論を復習するとともに、特殊な財である情報財の特質について学ぶ。第2部(通信サービスの経済特性)では、通信産業の需要面・供給面における特殊性を解説する...
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グローバル人材へのファーストステップ

グローバル人材へのファーストステップ

崔 慶原
定価 2,750円(税率10%時の消費税相当額を含む)
九州大学では学部1,2年生を対象に、海外初心者でも行きやすいソウル、釜山、台北、ハワイを舞台とした、現地の学生と教え合いながら学ぶ楽しさを体験できるプログラムを提供している。協働学習の面白さを体験することで、長期留学に対する学生の興味、挑戦心を引き出すファーストステップとなるプログラムをどのように作り上げてきたのか、その秘訣を紹介する。短期留学プログラムにPBL (Problem-Based Learning)とTBL(Team-Based Learning)を導入し、東アジア社会の共通課題につ...
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大学と社会を結ぶ科学コミュニケーション

大学と社会を結ぶ科学コミュニケーション

小林俊哉
定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
わが国の科学技術イノベーション政策の根幹を規定した「第4期科学技術基本計画」(2011年8月19日閣議決定)には、「社会と科学技術イノベーションとの関係深化」という一節が設けられている。そこには、国民と政府、研究機関、研究者との間で認識を共有することができるよう、双方向のコミュニケーション活動を積極的に推進していくことが重要であると記載されている。このような国民と科学研究の担い手をつなぐ双方向のコミュニケーション活動は、一般的に「科学コミュニケーション活動」と呼ばれている。そのような活動を活発化...
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小・中・高等学校でのプログラミング教育実践

小・中・高等学校でのプログラミング教育実践

一般社団法人日本産業技術教育学会 編
定価 2,420円(税率10%時の消費税相当額を含む)
インターネットを介した仮想空間と生活における現実空間が融合した新たな社会 (Society5.0) が始まろうとしています。それに伴って新しい社会に合わせた情報教育が社会的に必要となり、2020年度から学校教育においてプログラミング教育が必修化されます。これまで主に中学校の技術・家庭科 (技術分野) と高等学校の情報科で行われていたプログラミング教育ですが、これからは小学校から高等学校まで一貫した教育が行われます。本書は、小・中・高等学校を通したプログラミング教育実践を扱う最初の書籍であり、学校...
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出来事の民族誌[新装版]

出来事の民族誌[新装版]

清水 展
定価 5,060円(税率10%時の消費税相当額を含む)
フィリピン・ルソン島西部、噴火前のピナトゥボ山南西麓一帯に住むアエタ族(ネグリート族)の経済・社会生活の動態的な編成をめぐる民族誌。出来事をめぐって浮きぼりにされるアエタ社会固有の存在様式を明らかにする。本書は、文化人類学者・清水展氏が若き日にまとめたフィールドワークの成果であり、噴火により失われる前の先住民の文化や社会を今日に伝える貴重な資料である。第22回澁澤賞受賞。 (さらに…)
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非占有動産担保の競合

非占有動産担保の競合

清水裕一郎
定価 3,960円(税率10%時の消費税相当額を含む)
現在の取引社会では、動産先取特権、譲渡担保、所有権留保といった非占有動産担保が多用されているが、これらの非占有動産担保が同一の動産上に複数競合した場合には、各担保権者の優劣を決定することが求められる。本書は、非占有動産担保の競合のうち、これまでに最高裁が判示している3つの競合類型(複数の譲渡担保の競合、譲渡担保と動産先取特権の競合、所有権留保と譲渡担保の競合)における法律関係につき、ドイツ法との比較法的考察を通して解明することを試みるものである。著者が平成28年度に提出した博士学位請求論文に加筆...
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コミュニティ臨床論

コミュニティ臨床論

大下由美
定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
今日、家族の問題解決力は著しく衰退し、地域(コミュニティ)の存続が困難になってきている。本書では、そのような現状への有効な方法としてのコミュニティづくりのモデルが提示される。まず基礎理論として、生成的コミュニティ論が示される。それは、従来の社会資源導入法に見られる実在的なコミュニティの定義を批判的に吟味したうえで、ハイデガーのケアの概念を基礎にして、ベイトソンの情報還流モデルと廣松渉の四肢構造論を結合させ、ケア実践を通して人とものが「~として」相互に生成される力学を理論化する枠組み...
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保育実践へのエコロジカル・アプローチ

保育実践へのエコロジカル・アプローチ

山本一成
定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
日々の保育のなかで子どもたちが出会っている「環境」を理解するにはどのようなアプローチが必要なのか。本書は、筆者自身が保育者として経験した事例を、エドワード・リードの生態学的経験科学の立場から記述・考察することで、理論と実践を往還する新たな保育環境論を構築する。その軸となるのが、「出会われていない環境」の概念である。保育者と子どもを取り巻く環境は、未だ出会われざる側面を隠しつつそこにある。「ありふれたもの」がもつ豊かな保育の可能性を掘り起こす、「エコロジカル・アプローチ」提唱の書。 (さらに&he...
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パプアニューギニアの「場所」の物語

パプアニューギニアの「場所」の物語

熊谷圭知
定価 8,140円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「楽園」とも「秘境」とも称されるパプアニューギニア。そこに暮らす人びとは、自らのよりよき生の実現を求めて、ダイナミックに動き続ける人びとだった。本書は、辺境の村から都市のスラムまで、40年間フィールドワークを続けてきた著者が渾身の力を込めて描く、リアルでダイナミックな「場所」と人びとの物語である。「フィールドワーク」とは、わたしの世界とわたしのものではない世界をつなぐ実践であり、グローバル化時代に、遠く離れた他者を共感的に理解し、同時代を共に生きるものとして甦らせる地理的想像力を与えるのが、「動...
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和解論

和解論

遠藤 歩
定価 6,600円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「日本民法典の父」と呼ばれる梅謙次郎(1860-1910)が、若き日にフランス・リヨン大学に提出した博士論文は、和解論であった。梅の和解論がかの地で高い評価を受けたことは夙に知られているが、その内容については必ずしも十分な研究が行われてこなかった。そのため、梅の博士論文と明治民法の和解に関する規定の連続性が正確には理解されず、その結果、現代日本の和解論には、数多の誤解、欠落、混乱が生ずるようになった。そこで本書は、まず梅が和解論で扱ったテーマ、すなわち和解の定義、性質、能力、権限、目的物、効力、...
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学術図書刊行助成

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