通信と近代契約法

著者名
野田龍一
価格
定価 4,725円 (内消費税 225円)
ISBN
978-4-87378-676-6
仕様
A5判 上製 290頁 C3032
発行年
2001年4月

内容紹介

 19世紀半ば,電気通信取引の発展にともない,通信事故もまた多発した。各国の法律学は,その解決を迫られた。ケルンでの一訴訟事件から出発して,考察は,ヨーロッパ・アメリカ合衆国・日本に及ぶ。西洋法制史・比較法・民法学をつなぐ,13年の研究成果。

目次

序 論 問題?考察方法?時代・地域
第1章 1856年ケルン・ラント裁判所判決
   事実関係の再構成/当事者の主張および判決理由/ケルン・
   ラント裁判所判決が提起した諸問題点
第2章 ヨーロッパの法学界における諸反応
   隔地者間でのリスク負担/電信職員の過誤に関する電信局=
   国の責任
第3章 ヨーロッパ各国における裁判例
   ドイツ/フランス・ベルギー/イタリア・イングランド
第4章 ドイツ民法典第120条の成立過程
   二つの部分草案/第1委員会での審議と第1読会草案/第1読会
   草案に対する批判と代替提案/帝国司法庁準備委員会での審
   議/第2委員会での審議/連邦参議院・司法委員会での審議/
   帝国議会・第12委員会での審議
第5章 アメリカ合衆国における裁判例
   1852年-1871年/1871年-1894年/1894年5月26日連邦最高裁判
   決/その後の連邦・各州における裁判例/1910年6月18日州際
   通商法修正法とその影響
第6章 わが国における西洋法の継受と不継受
   隔地者間契約当事者におけるリスク帰属/電気通信事業体の
   賠償無責任
結 語 わが国の法状況を顧みて
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