中国の伝統法文化

著者名
武 樹臣/植田信廣 訳
価格
定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ISBN
978-4-87378-791-6
仕様
A5判 上製 220頁 C3032
発行年
2003年9月
ご注文
  • 紀伊國屋
  • amazon
  • 楽天ブックス
  • セブンネットショッピング

内容紹介

伝統中国社会は「法」をどのようなものと観念してきたか,また,そこでのあるべき法とはどのようなものであったか。本書は,古代における「法」という漢字の成立伝承から説きおこし,数千年に及ぶ中国法文化の歴史を概観しつつこの課題に迫る。中国法の特質は判例と成文法が有機的に結合した「混合法」様式にあったという著者のユニークな結論は,中国における近年の法思想史研究の貴重な成果として注目に値しよう。

目次

序 章 法文化一般と中国の伝統法文化
第1章 伝説時代の法文化
第2章 「神治・任意法」時代の法文化
第3章 「礼治・判例法」時代の法文化
第4章 「法治・成文法」時代の法文化
第5章 「礼法共同統治・混合法」時代の法文化
終 章 中国の伝統法文化と世界の法文化

学術図書刊行助成

お勧めBOOKS

若者言葉の研究

若者言葉の研究

生きている言語は常に変化し続けています。現代日本語も「生きている言語」であり、「…

詳細へ

犯罪の証明なき有罪判決

犯罪の証明なき有罪判決

冤罪はなぜ起こるのか。刑事訴訟法は明文で、「犯罪の証明があった」ときにのみ、有罪…

詳細へ

賦霊の自然哲学

賦霊の自然哲学

物理学者フェヒナー、進化生物学者ヘッケル、そして発生生物学者ドリーシュ。本書はこ…

詳細へ

帝国陸海軍の戦後史

帝国陸海軍の戦後史

近代日本のなかで主要な政治勢力の一翼を担った帝国陸海軍は、太平洋戦争の敗戦ととも…

詳細へ

構造振動学の基礎

構造振動学の基礎

本書の目的は,建物・橋梁・車両・船舶・航空機・ロケットなど軽量構造物の振動現象を…

詳細へ

九州大学出版会

〒819-0385
福岡県福岡市西区元岡744
九州大学パブリック4号館302号室
電話:092-836-8256
FAX:092-836-8236
E-mail : info@kup.or.jp

このページの上部へ