16-19世紀の英仏農村における農業年雇の研究
- 定価 3,740円(税率10%時の消費税相当額を含む)
農業年雇という,従来はあまり大きくは注目されることのなかった労働力形態に早い時期から深い関心を抱いていた著者が,英仏の歴史学界における最近の研究動向をふまえて,ヨーロッパ及び日本の農業史や経済史の分野に,新しい分析視角を切り拓こうとする意欲的な論文集。

積極哲学への回帰
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
今日の実存哲学の巨歩が真に積極哲学に回帰できるかどうか。本書は,ボェーメ,バアダー,シェリングの基定線によって,この決定的な要蹤を解明しようとするものである。われわれはそこに不可欠な礎石を見出すことができるであろうと思う。

新しい林業・林産業
- 〔品 切〕(参考:本体価格 1,600円)
わが国の森林の大部分は,小規模所有・分散性・生産基盤の未整備などの諸問題をかかえ国内需要に対応できない状況下にある。本書は,最近の研究調査結果を中心に,来たるべき国産材時代に対応した林業,林産業の近代化への道を探る。

近世九州俳壇史の研究
- 〔品 切〕(参考:本体価格 8,800円)
本書は,史的展望の下に中央俳壇の動向を的確にとらえ,それとの有機的な関連を考慮しながら,近世二百数十年にわたる九州地方俳壇史の変遷推移について体系的考察を行っている。巻末には,著者多年の博捜の結果になる,800点にのぼる「九州古俳書目録」を付す。 (昭和59年度芭蕉翁顕賞会文部大臣賞受賞)

現代の文学
- 定価 1,760円(税率10%時の消費税相当額を含む)
グローバルな視点で捉えた現代文学の相貌! 現代の作家・詩人はわれわれに何を語り,何を訴えようとしているのか。本書は詩・小説・戯曲・演劇の各ジャンルにわたって彼らの思想や意図を個別的に解き明かし,問題の核心に迫る現代文学の各論である。

文明への脱皮
- 定価 1,980円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は日本の過渡期の断面をあざやかにスケッチしたものである。断面の第一は外交であり,第二は風俗習慣であり,第三は科学教育である。貴重な資料と数多の収録図版によって,困難な「近代化という仕事」が如実に描き出されている。

人間の教育
- 定価 2,750円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書において,現代における最大のトミスト哲学者,ジャック・マリタンは,人格主義哲学の立場から大学教育の根本問題と大胆に取り組んでいる。価値観の多元化した現代社会の要求に対応すべく,注目すべき提言を行っている。

九州・沖縄の特殊土
- 〔品 切〕(参考:本体価格 円)
本書は,九州・沖縄の広範な地域に分布する特殊土のうち,主なものをほとんど網羅し,特殊土の分布や特徴,物理・化学特性,地山特性,材料特性,さらに工学上の問題点,地盤災害の具体例などを盛り込みながら,わかりやすく解説したもので,土木技術者必携の書である。

英語学素描
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,800円)
本書は,英語研究の諸相,英語辞書の編集,英語語杼と文化史,新約聖書の翻訳の四部から成る。英語研究における予備的性質の主題を取り扱い,英語学と英国文化論の全体の構図を浮き彫りにする。英語と英国文化に関心のあるすべての人々に,新たな知見と展望を与える。

宗教と世界観
- 定価 2,640円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,著者多年の研究論文の中から主要論文12篇を選び,集録したものである。日本各地,インドネシア,バリ島,メキシコ・インディオなど,現地調査を通して,伝統社会の宗教,儀礼,世界観,象徴の体系を探った好著。
