書籍一覧

朝鮮前期の国家と仏教

朝鮮前期の国家と仏教

押川信久
定価 6,000円(税別)
従来、朝鮮王朝政府は、建国以来、朱子学を国家の根本思想とする「崇儒政策」を実施する一方で、高麗時代に隆盛した護国仏教を排斥・抑圧する「斥仏政策」「抑仏政策」を推進したとされてきた。ところが、従来の研究は、新国家の形成理念である朱子学と個人の信仰である仏教が朝鮮社会で共存していた状況を考慮せず、「崇儒」と「斥仏」「抑仏」を安易に結びつけていた。また、「斥仏政策」「抑仏政策」の概念が生み出された背景についても、関心が乏しかった。他方、近年、韓国の学界を中心に、近代以来の研究史を展望した上で、通説であ...
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若者言葉の研究

若者言葉の研究

堀尾佳以
定価 3,000円(税別)
生きている言語は常に変化し続けています。現代日本語も「生きている言語」であり、「変化」を続けていると考えられます。では、この「変化」とは何でしょうか。これまで現代日本語の若者言葉に見られる現象は「乱れている」と言われてきました。文化庁の「国語に関する世論調査(平成19年)」でも、「今の国語は乱れていると思うか」という問いに対し、「乱れていると思う」という回答は79.5%に上りました。しかし、本当に若者言葉は「乱れ」ているのでしょうか。もしそうだとしたら、どのように「乱れ」ているのでしょうか。言葉...
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帝国法制秩序と樺太先住民

帝国法制秩序と樺太先住民

加藤絢子
定価 3,800円(税別)
19世紀半ば以降、日本とロシアはサハリン島に進出し、以後同島は両国の国境地域となった。近世末の日露雑居期から第二次大戦までに起きた度重なる国境変動は、アイヌ、ウイルタ、ニヴフ、エヴェンキなど現地先住民の生活に大きな影響を与えた。 日本の主な支配地域であったサハリン南部(「樺太」)の先住民は、その少数性などから日本の植民地政策上さほど重要視されておらず、台湾や朝鮮のような植民地統治に対する激しい抵抗もみられなかった。また、第二次大戦後、台湾や朝鮮の民族籍を持つ者は平和条約発効とともに日本国籍を喪失...
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語りの断層

語りの断層

井上暁子
定価 5,200円(税別)
本書は、国境線が幾度も引き直され、民族・文化・言語の混成が進んだポーランド北部・西部国境地帯が、社会主義末期ポーランドからドイツ連邦共和国へ移住した人々の文学において、いかに表象されうるかを論じている。研究対象とするのは、1950年代半ばから60年代、旧ドイツ領にあたるポーランド北部・西部国境地帯に生まれ、ポーランド語を母語とする人々である。冷戦末期の1980年代ポーランドから西ドイツへ移住した彼らは、冷戦終結後、各人各様に移動と定住を繰り返しつつ、ドイツ語ないしポーランド語で創作に従事している...
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Labels at the Interfaces

Labels at the Interfaces

林 愼将
定価 6,000円(税別)
生成文法最初期から投射という名前で存在しているラベルは、近年のラベル理論においてはインターフェイスへの解釈上の指示を与える役割を担うとされている。しかし、これまでのラベル理論及び生成文法研究において、ラベルが具体的にどのような解釈上の役割を担うのかは明らかにされてこなかった。本書は、句構造文法以来所与のものとして構造に与えていた投射/ラベルの様々な役割を提案し、ラベルに理論的、経験的観点から新たな意義を与えることを目指す。同時に、ラベルと並んで生成文法の原初的な操作、概念として、併合及び集合形成...
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古典インドの議論学

古典インドの議論学

須藤龍真
定価 6,300円(税別)
中世インドの思想家たちによる自由闊達な議論はインド思想史の発展を促した。インドにおける議論学の歴史は古代ギリシャから続く西洋の議論学の歴史に匹敵する。連綿と続く議論の伝統を下支えしたのは、古くより議論学の体系を有するニヤーヤ学派や仏教徒に他ならない。本書は、インドの知的伝統のダイナミズムを議論学の側面から考察するものである。主資料として9〜10世紀にカシミールで活躍したニヤーヤ学派の学匠バッタジャヤンタによる哲学巨編『ニヤーヤマンジャリー(論理の花房)』を取り上げ、未だ翻訳研究すら存在しない「議...
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生活経営学[第3版]

生活経営学[第3版]

赤星礼子 編
定価 2,000円(税別)
「生活経営」を英訳すると、Family Resource Management となる。つまり生活経営とは、家族および個人が持つ生活資源の経営・管理をすることである。生活資源とは、家屋や金銭などの物的資源だけではなく、人的資源である個人がもつ時間、知識、技術、姿勢、計画・企画力、愛情の受容力なども意味する。家族や個人の生活をよりよくしていくためには、各自が自分のもつ生活資源には、何がどの位あるのか(有限性)、何を役立てられるのか(有用性)、どれとどれを組み合わせれば新たな資源を生み出せるのか(相...
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くすりとからだ

くすりとからだ

笹栗俊之
定価 2,200円(税別)
本書は、著者が医学部や看護学部で講義している「薬理学総論」のエッセンスを、チーム医療のメンバーになろうとする者すべてを読者に想定し、わかりやすい文章で解説した薬理学の入門書である。読者層を広く設定したのは、現代医療はチーム医療であり、医療に関わる人たち全員が知識と意識を共有しなければ薬物治療は成功しないと考えるからである。 薬理学は、薬物と生体の相互作用の学問なので、本書のタイトルはそれを象徴する『くすりとからだ』とした。サブタイトルを「チーム医療のための臨床薬理学入門」としたのは、チーム医療メ...
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犯罪の証明なき有罪判決

犯罪の証明なき有罪判決

吉弘光男・宗岡嗣郎 編
定価 3,200円(税別)
冤罪はなぜ起こるのか。刑事訴訟法は明文で、「犯罪の証明があった」ときにのみ、有罪判決において「刑の言渡し」ができ(刑訴法333条)、「犯罪の証明がないときは、判決で無罪の言渡しをしなければならない」(刑訴法336条)と規定する。しかし日本の刑事裁判実務では、裁判官の「自由心証主義」が過度に重視され、現行法上の有罪判決の前提である「犯罪の証明」が軽視されてきた。その結果、「裁判官の自由な判断」により誤った有罪判決を生み出す「暗黒裁判」が後を絶たない。本書では、70数年に及ぶ現行憲法・刑事訴訟法の下...
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明治期熊本の洋風建築史

明治期熊本の洋風建築史

磯田桂史
定価 6,300円(税別)
本書は、明治期に熊本県内で造られた近代化遺産を含む洋風建築について網羅的に調査した結果を、時代背景も含めながら叙述し、写真や図面を用いて明治期熊本における洋風建築の歴史を明らかにするものである。明治期に日本にもたらされた洋風建築は、熊本においてはまず長崎から伝播し、数年遅れて明治政府の統治機構の整備に伴い東京からも伝搬した。長崎から伝わった洋風建築の系譜は、やがて東京から伝わった洋風建築の系譜に飲み込まれていった。このような熊本における洋風建築流入の系譜を体系的に網羅し、通史として示すとともに、...
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学術図書刊行助成

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