人文科学芸術

ハインリヒ・シェンカーの音楽思想

ハインリヒ・シェンカーの音楽思想

西田紘子
定価 4,600 円 (税別)
音楽作品の解釈とはいかなる営為なのか?今日ではその名を冠してシェンカー分析とも呼ばれる楽曲分析法を生み出した、ハインリヒ・シェンカー(1868-1935)が挑んだ難問に関する本邦初の本格的な研究書。西洋の音楽理論や音楽美学、音楽史といった分野にとどまらず、解釈学や文学理論までをも参照し、21世紀の新たなシェンカー像を浮き彫りにする。音楽作品の「解釈」とはどのような行為なのか。「シェンカー理論」はどのような思考を経て形成されていったのか、「旋律の変奏」とはどれほどの奥行きを秘めた行為なのか  こう...
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舞台の上の障害者

舞台の上の障害者

長津 結一郎
定価 3,200 円 (税別)
東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、障害者の表現活動に注目が集まっている。また、こうした活動に対する国や地方自治体などによる支援も手厚くなりつつある。この動向が少なくとも2020年までは継続し、さらにその先にも続いていくことを多くの現場の人々は望んでいるようだ。しかしこのような急速な振興は、障害者の社会での立ち位置を向上させることに、本当に寄与していると言えるだろうか? むしろ、誰かに対して「障害者」であると名付けて、そこに「感動」や「純粋」といった言説を付け加えることで、「健常者」に...
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ユーゲントシュティルからドイツ工作連盟へ

ユーゲントシュティルからドイツ工作連盟へ

針貝 綾
定価 5,400 円 (税別)

アーツ・アンド・クラフツ運動からバウハウスへ至る、モダンデザインの系譜に連なるドイツの美術工芸運動。本書では、19世紀末から20世紀初頭のドイツにおいて相次いで設立された「工房」によるデザイン運動に焦点を当てる。

特にミュンヘン手工芸連合工房やドイツ工房などの代表的な工房を取り上げ、その具体的な活動を、理念、運営などの諸側面と教育の2つの観点から論じ、これらの工房がドイツ近代の美術工芸運動において、いかなる役割を果たしたのかを考察する。

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舞台芸術マネジメント論

舞台芸術マネジメント論

志村聖子
定価 3,200 円 (税別)
音楽や舞踊、演劇に代表される舞台芸術は、アーティスト(演奏家)と聴衆が「その時間」「その場」を共有するという点で、他の芸術とは異なる運営上の特色や難しさを有している。本書は、舞台芸術の中でも特に音楽に焦点をあて、「芸術」(art)概念が変化した現代において、その魅力を、より多くの(かつ多様な)聴衆といかに共有できるかという観点から、人的体制のあり方や、運営を担うマネジメント人材の育成のしくみ作りについて、具体例をもとに論じる。コンサート(音楽祭、プロジェクトなど)の効果的な運営のあり方や、望まし...
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エリザベス朝史劇と国家表象

エリザベス朝史劇と国家表象

佐野隆弥
定価5,800円(税別)
ヘンリー8世からエリザベス1世そしてジェイムズ1世が統治した初期近代は、イングランドが近代的国家体制の構築に向かう時期に当たる。イングランド国教会の設立に代表される政治的・宗教的言説流通の中で、国家意識の急激な高まりは多くの年代記とイングランド史劇を中心とする歴史劇を生み出した。本書は、16世紀初頭から1642年の劇場閉鎖までの時期に創作された50編ばかりの全歴史劇を対象に、個別のイングランド史劇に描き込まれた国家表象(イングランド表象)の有りようを時系列に沿って網羅的に記述した、演劇史研究であ...
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絆の環境設計

絆の環境設計

土居義岳 編
定価 1,800 円 (税別)
東日本大震災以降,日本では絆という言葉が流行り言葉のようにもてはやされるようになった。しかし,この言葉に込められた本当の意味をわたしたちはどれだけ理解しているだろうか。被災者と復興ボランティアの絆,近世の天皇と町人の絆,建築家と施主・施設利用者の絆,作曲家と聴衆の絆,地域の教会と信徒の絆など,古今東西の事例から絆の果たしてきた役割とこれからのあり様を考える。
九州大学芸術工学研究院の環境設計学科の教員たちによる市民講座の講義録。
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複眼の景観

複眼の景観

萩島 哲
定価 5,600 円 (税別)
日本で紹介されることがなかったベルナルド・ベロット(1722~1780)の主要な景観画を網羅的系統的に収集し,その実景を訪ね,景観デザインの観点から整理するという新しい試みを実現している。まず,ベロットが辿った当時のヨーロッパの首都,フィレンツェ,ヴェネツィア,トリノなどの北イタリアからドレスデン,ウィーン,ミュンヘン,ワルシャワの足跡を逐一渉猟し,図版によって109点の実景を詳細に紹介している。また,ベロットは後期になるにつれて,その構図の関心がパノラマ的なマクロと都市景観に移り,複数の視点場...
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九州大学ミュージアムバスプロジェクト

九州大学ミュージアムバスプロジェクト

九州大学総合研究博物館 監修/九州大学大学院芸術工学研究院 編集
定価 2,600 円 (税別)
ミュージアムバスは,九州大学総合研究博物館が西日本鉄道株式会社の協力を得て,通常は企業の広告ポスターが掲示されるスペースに博物館が収蔵する貴重な学術標本のポスターを展示した移動博物館である。 気鋭の写真家が捉えた学術標本の美的世界に印象的なキャッチコピーをあしらい,デザイン広告に仕立て上げ,5ジャンルのポスターを月替わりで8カ月にわたって掲示した。本書は,興味を持ってわざわざ博物館に出向いたわけではなく,普通の路線バスにたまたま乗り合わせた一般の方々に,学術標本の魅力に触れる機会を提供した画期的...
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音楽と映像のマルチモーダル・コミュニケーション[改訂版]

音楽と映像のマルチモーダル・コミュニケーション[改訂版]

岩宮眞一郎
定価 3,600 円 (税別)
テレビや映画で鑑賞する映像作品は,日常あまり意識されないが,映像だけでは成り立たない。必ず,音を伴っている。本書は,そんな映像の中の「音楽」や「効果音」に焦点をあてた研究書である。音楽や効果音が加わることで,映像はより印象的になり,感動が増大する。映像の力で,音楽の感動を高めることができる。本書は,音と映像が組み合わさることによって得られる相乗効果を体系的に論じ,映像の中の音のデザイン手法を提示するものである。
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中国南方話劇運動研究(1889-1949)

中国南方話劇運動研究(1889-1949)

間ふさ子
定価 6,200 円 (税別)
20世紀初頭に登場した中国の話劇は,台詞と動作・表情を表現の手段としてドラマを進行させ,具象的な舞台装置や衣装を用いる,「写実」を尊ぶ表演芸術である。新興の表演芸術である話劇は近代意識を表現し,「国語=共通語」で演じられるものだということがこれまでの学界の定説であった。しかし当時の中国においては,国語は知識人の共通語ではあっても民衆の共通語ではなく,国語話劇の他に民衆を対象とした方言話劇も存在していた。著者は中国南方(華南・東南・台湾)の方言話劇運動に着目し,使用言語の問題を中心にその発展の流れ...
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