ケンブリッジ大学英語・学術研修への招待 名門校で学ぶ,暮らす,国際人になる

著者名
鈴木右文
価格
定価 3,740円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ISBN
978-4-7985-0093-5
仕様
A5判 並製 324頁 C0082
発行年
2013年3月
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内容紹介

歴史上の偉人やノーベル賞受賞者が輩出しているケンブリッジ大学。同大学の31カレッジの1つが1347年創設のペンブローク・カレッジである。同校で実施されている語学・学術研修に九州大学が1996年に参加して以降,700人近い学生たちが受け入れられてきた。本書は本研修に長らく関与してきた英語科教員が研修事業の企画立案や研修の実際,参加学生に課される9ヵ月に及ぶ事前研修の全課程をまとめたものである。カレッジ内の寮生活や様々な伝統行事への参加などを通して学生たちは国際人として成長を遂げていく。実践的な英語学習の参考書や情報満載の英国ガイドプットとしても活用できる。

目次

 まえがき
 
第1章 本書の概略
 
 1.1 研修の概略
 1.2 本書のねらい
 1.3 本書の構成
 
第2章 研修の歴史
 
 2.1 研修の位置付け
 2.2 研修の創設
 2.3 研修のこれまで
 
第3章 ケンブリッジ大学とペンブローク・カレッジ
 
 3.1 大学の構成
 3.2 大学の創立
 3.3 大学の歴史と諸カレッジ
 3.4 ノーベル賞受賞者
 3.5 ペンブローク・カレッジの創立と歴史
 
第4章 研修の準備
 
 4.1 募集内容の策定
 4.2 研修HP掲載事項
  4.2.1 先輩たちからのメッセージ  4.2.2 研修概要・費用・全体の流れ
  4.2.3 申込方法・参加条件・参加決定
 4.3 広報活動
  4.3.1 チラシ  4.3.2 説明会  4.3.3 口伝  4.3.4 その他
 4.4 募集
  4.4.1 書類による申込み  4.4.2 申込票記載事項  4.4.3 書類審査
  4.4.4 面接の準備  4.4.5 面接  4.4.6 最終合格者の決定  4.4.7 最終合格者の資質
 4.5 外部との協議
  4.5.1 現地研修日程・内容の交渉と宿舎の予約  4.5.2 現地研修時間割の策定
  4.5.3 航空券の手配  4.5.4 交流協定と契約
 
第5章 事前研修
 
 5.1 事前研修のメニュー
 5.2 合格発表後
  5.2.1 連絡体制の確立  5.2.2 課題の通知
 5.3 第1回学習連絡会
  5.3.1 参加の準備  5.3.2 会合  5.3.3 英語学習について 5.3.4 旅行先案内
  5.3.5 週末旅行の準備  5.3.6 過去の研修生の講話  5.3.7 次回への課題
  5.3.8 懇親会
 5.4 第1~2回学習連絡会間の業務
 5.5 歴史学習の効果
  5.5.1 英国通史学習の意義  5.5.2 おさえるべき英国史の内容
 5.6 英国に関する課題
  5.6.1 英国に関する課題の意義  5.6.2 英国に関する課題の内容
 5.7 第2回学習連絡会
  5.7.1 会合  5.7.2 過去の研修生の講話  5.7.3 次回への課題  5.7.4 懇親会
 5.8 第2~3回学習連絡会間の業務
  5.8.1 現地との連絡  5.8.2 次年組関係業務
 5.9 第3回学習連絡会
  5.9.1 会合  5.9.2 現地研修への持ち物について  5.9.3 過去の研修生の講話
  5.9.4 次回への課題  5.9.5 懇親会
 5.10 第3~4回学習連絡会間の業務
 5.11 第4回学習連絡会
  5.11.1 会合  5.11.2 現地での注意  5.11.3 過去の研修生の講話  5.11.4 懇親会
 
第6章 現地研修
 
 6.1 出発日
 6.2 出国日
 6.3 現地到着
 6.4 オリエンテーション日
  6.4.1 スケジュール  6.4.2 オリエンテーションの内容
 6.5 ペンブローク・カレッジの施設・設備・伝統
 6.6 大学の見学のポイント
 6.7 ケンブリッジの歴史
 6.8 ケンブリッジの街
 6.9 英語科目
 6.10 専門科目
  6.10.1 開講の目的  6.10.2 開講科目と担当教員  6.10.3 人文系専門科目
  6.10.4 社会系専門科目  6.10.5 自然系専門科目  6.10.6 PAによる復習セッション
  6.10.7 試験  6.10.8 過去の専門科目
 6.11 その他の公式行事
  6.11.1 レセプション  6.11.2 フォーマル・ホール  6.11.3 ハイ・テーブル
  6.11.4 クリーム・ティー  6.11.5 グランチェスター  6.11.6 世話教員の行事
  6.11.7 PA企画行事
 6.12 試験およびフィードバック
 6.13 週末旅行
 6.14 現地で感じる異文化
 6.15 研修生にとっての英国の魅力
 6.16 ビジネス・ミーティング
 6.17 教員同士の反省会
 6.18 帰国準備
 6.19 修了式
 6.20 最後のフォーマル・ホール
 6.21 ディスコ・パーティ
 6.22 帰路出発日
  6.22.1 さらばケンブリッジ  6.22.2 英国出国
 6.23 帰国日
 
第7章 研修の評価
 
 7.1 レポート等
 7.2 現地科目の成績
 7.3 単位認定
 7.4 研修生による評価アンケート
 7.5 研修の効果測定
 7.6 記事やラジオ等での言及
 7.7 研修生の進路
 7.8 集団研修とする意義
 7.9 研修の要改善点
 
第8章 帰国後のことおよびまとめ
 
 8.1 同期の交流
 8.2 年度をまたぐ交流
 8.3 ペンブローク・カレッジ関係者の来福
 8.4 その他
 8.5 まとめ
 
 あとがき
 参考文献

著者紹介

鈴木右文(すずき ゆうぶん) 九州大学大学院言語文化研究院言語環境学部門言語情報学講座准教授
略歴
1964年 千葉県に生まれる
1986年 早稲田大学教育学部英語英文学科卒業
1988年 千葉大学大学院文学研究科欧米言語文化専攻修士課程修了
1992年 東京都立大学大学院人文科学研究科英文学専攻博士課程所要年限在籍単位取得の上退学,九州大学言語文化部専任講師
1993年 九州大学言語文化部助教授
2007年より現職

著書等
『尾道を映画で歩く』(中川書店,共著,1995)
『A Passage to English 大学生のための基礎的英語学習情報』(九州大学出版会,共編,2000)
『[最新]英語構文事典』(大修館書店,分担執筆,2001)
『大学英語教育の課題と対話演習授業の新展開』(九州大学大学院言語文化研究院言語文化叢書1,2002)
『尾道学と映画フィールドワーク』(中川書店,共著,2003)
『言語科学の神髄を求めて』(ひつじ書房,共編,2006)
『オックスフォード言語学辞典』(朝倉書店,分担翻訳,2009)
『仮想空間文字チャットによる英語対話演習授業』(花書院,2011)

学術図書刊行助成

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