本書は、平安朝の文学作品のうち、和歌と漢詩文との関係について論じたものを中心に、韻文作品に関わる論文九篇と、韻文作品と絵画との関わりを論じた一篇とで構成される。 それぞれの作品の表現の襞に潜む文化的背景に迫る、画期的な平安朝韻文論集。
『古今和歌集』の表現構造 三代集の表現 注釈の意味――<言葉あそび>の詩をめぐって 嶋田忠臣と『荘子』 道具の賦――「秋湖賦」試読 歌人伊勢 源経信――その詩人としての側面 釈蓮禅 「兎裘賦」と『史記』 『元久詩歌合』と「西湖図」 あとがき 索引
生きている言語は常に変化し続けています。現代日本語も「生きている言語」であり、「…
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