モダニズムの政治学 | 九州大学出版会

モダニズムの政治学新順応主義者たちへの対抗

著者名

レイモンド・ウィリアムズ／加藤洋介訳

価格

定価 4,180円（税率10％時の消費税相当額を含む）

ISBN

978-4-7985-0010-2

仕様

A5判　上製　278頁　C3010

発行年

2010年3月

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内容紹介

モダニズム，アヴァンギャルド芸術，メディア，映画，商業アート，カルチュラル・スタディーズを，碩学ウィリアムズがつなぐ。本書は，これらをつなぐことで見えてくる20世紀の壮大な文化史であり，21世紀の新しい知の可能性を開く。本邦初訳となるウィリアムズの80年代の決定的論集。

　　初出について

1　モダニズムはいつだったか

2　メトロポリスの認識とモダニズムの出現

3　アヴァンギャルドの政治学

4　言語とアヴァンギャルド

5　政治討論の場としての演劇

6　『近代悲劇』後記

7　映画と社会主義

8　文化とテクノロジー

9　政治学と政策　　芸術協会の場合

10　カルチュラル・スタディーズの未来

11　文化理論の用法

付録　メディア・周縁・近代性（モダニティ）　レイモンド・ウィリアムズ／エドワード・サイード

　　解題　　ウィリアムズの批評の位置

　　訳者あとがき

　　索引

著者紹介

レイモンド・ウィリアムズ（Raymond Williams）
1921 年，ウェールズに生まれる。ケンブリッジ大学で学び，その後 20世紀後半のイギリスを代表する知識人として活躍した。 1988 年没。著書に Culture and Society（1958）［『文化と社会』（ミネルヴァ書房）］， The Long Revolution（1961）［『長い革命』（ミネルヴァ書房）］， The Country and the City（1973）［『田舎と都会』（晶文社）］， Keywords（1976）［『完訳キーワード辞典』（平凡社）］などがある。

加藤洋介（かとう　ようすけ）
1972 年，名古屋に生まれる。現在，西南学院大学文学部准教授。著書に『D.H.ロレンスと退化論』（北星堂書店， 2007），訳書に R.ノウルズ編『シェイクスピアとカーニヴァル』（共訳，法政大学出版局， 2003）がある。