新版 観光経済学の原理と応用

著者名
河村誠治
価格
定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ISBN
978-4-87378-974-3
仕様
A5判 上製 336頁 C3033
発行年
2008年5月
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内容紹介

本書は,観光経済の持続的発展のための条件や法則性を探り,現実の観光振興に活かそうとする観光教育・研究書である。国際標準の視点から,欧米で進んだ観光教育・研究の成果をベースとし,わが国「観光立国」のあるべき姿を示す。

目次

序 章 観光経済学の対象
第 1 章 観光総論
   観光の歴史的背景
   観光の諸定義と概念把握
   観光の中核としての観光主体・観光客体・観光媒体
   国際観光と国内観光
   観光および観光産業の効果
   国際機関における観光の取扱い
第 2 章 観光商品
   観光商品の概念
   観光商品の特徴
   観光商品の構成要素
第 3 章 観光商品の需給関係
   観光需要の意義
   観光需要への影響要因
   観光需要の法則
   観光需要の弾力性
   観光供給の概念と法則
   観光供給の価格弾力性
   観光需要と観光供給の相互関係
第 4 章 観光価格
   観光価格の概要
   観光価格の決定メカニズム
   観光価格の設定目標
   観光価格の具体的設定法
   観光商品の差別価格戦略
第 5 章 観光消費
   観光消費の概念
   観光消費の構造
   観光消費者の行動理論
   観光消費額の推計方法
第 6 章 観光投資
   観光投資の概要
   観光投資決定のためのフィージビリティ・スタディ
   観光費用の分析
   観光投資のリスクと投資決定
   観光投資案件の評価法
第 7 章 観光マーケット
   観光マーケットの概要
   観光マーケットの経過と分類
   観光マーケットでの競争
   観光マーケットの開拓
第 8 章 観光産業
   観光産業の概要
   観光産業の役割
   観光産業の特徴
   主要観光産業
   わが国の主要テーマパークの概況と経営状態
第 9 章 観光収入とその分配
   観光収入の概念
   観光収入の分配面での旅行会社の意義
   観光収入の分配による経済波及効果
第10章 観光の経済波及効果――産業関連論と観光経済――  
   産業連関分析の意義
   観光収入の第一次生産波及効果の意味と推計
   第二次生産波及効果の意味と推計
   生産波及効果以外の経済効果の推計方法
第11章 わが国のインバウンド・ツーリズムの概況と
      地域経済の振興
   訪日観光の経緯と現状
   わが国のウェルカムプラン21の概況
   地方におけるインバウンド・ツーリズム振興の条件と課題
   わが国のインバウンド・ツーリズム振興の方向性
第12章 産業の空洞化と観光振興
   観光振興と域内自給率の傾向的低下
   東アジアの工業化と脱工業化
   1980年代後半以降のわが国の産業空洞化と地域経済
   「全国総合開発計画」と観光振興
   地域観光振興の方向性
第13章 持続可能な観光開発
   観光資源開発と観光開発
   観光資源開発の基準と原則
   観光資源の破壊と保護
   わが国の観光資源としての遺産の保護
   世界遺産条約による観光資源の保護
   世界的潮流としての持続可能な観光開発

学術図書刊行助成

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