日韓民俗文化比較論
- 〔品 切〕(参考:本体価格 8,000円)
不幸な歴史的経緯で開始された日本の朝鮮半島統治が1945年に終焉した後,韓国人による日本民俗研究は,韓国民俗学会の強いナショナリズム体質と自民族文化優越主義が災いして,韓国内においてタブー視されてきた。伊藤亜人教授(東京大学)・嶋陸奥彦教授(東北大学)らの日本人研究者が韓国内でのフィールド・ワークを通して数多くの高論を発表してきたが,この数年前まで本書の著者である故金宅圭教授をはじめとする少数の研究者のみが関心を持つに過ぎず,韓国民族学会の大半は,日本民俗研究に特別な関心を向けなかった。1945...
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