大清帝国と朝鮮経済開発・貨幣・信用

著者名
山本 進
価格
定価 7,800 円 (税別)
ISBN
978-4-7985-0138-3
仕様
A5判 上製 314頁 C3022
発行年
2014年10月
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内容紹介

朝鮮王朝後期、清の再侵攻に備え膨大に蓄えられた銀や銅銭が緊張緩和に伴い国庫から市場へと滲出し、手工業大国中国と鉱産資源大国日本との狭間で人蔘輸出と銭本位制による"国民経済"が準備されていった。李祘(イ・サン)や張禧嬪 (チャン・ヒビン)が生きた17~18世紀の朝鮮経済史を、史実の着実な検証により解明する。

目次

まえがき
 
序 章 大清帝国の脅威と後期朝鮮経済の跛行的発展
 
 第1部 鴨緑江流域の開発
 
第一章 近世鴨緑江流域の開発と国境管理
 
  はじめに
  一 三道溝事件の勃発
  二 馬尚船の出現
  三 廃四郡の開墾
  四 封禁政策の解体
  おわりに
 
第二章 近代鴨緑江流域の開墾
 
  はじめに
  一 朝鮮側の土地利用
  二 中国側の土地利用
  おわりに
 
第三章 平安道江界府における蔘政
 
  はじめに
  一 対清関係の緊張と蔘禁強化
  二 人蔘資源の枯渇と蔘政改革
  おわりに
 
第四章 北辺充実政策の展開
 
  はじめに
  一 両界における徙民と刷還
  二 刷還停止と人物招引
  三 富豪層の成長と鬱屈
  おわりに
 
 第2部 通貨政策の変遷
 
第五章 銅銭政策と鴨緑江辺経済
 
  はじめに
  一 一七世紀朝鮮の銅銭政策
  二 英祖期の銅銭政策
  三 正祖期の銅銭政策
  おわりに
 
第六章 常平通宝と大銭鋳造論
 
  はじめに
  一 常平通宝の鋳造と停止
  二 大銭鋳造論とその背景
  おわりに
 
第七章 倭銀から礦銀へ
 
  はじめに
  一 一七世紀の銀流通
  二 元禄銀問題の発生
  三 礦銀の輸出
  おわりに
 
第八章 銀備蓄政策と銀店開発
 
  はじめに
  一 胡乱後の銀備蓄と使行貿易
  二 銀備蓄の減少と銀店開発論
  おわりに
 
第九章 銀の品位
 
  はじめに
  一 政府財政と銀品位
  二 東萊倭銀の品位
  三 勅行銀の品位
  四 使行銀の品位
  おわりに
 
第十章 現物貨幣の消滅
 
  はじめに
  一 仁祖期の麤布流通
  二 麤布禁止令の施行
  三 常平通宝の鋳造
  四 賦税の銭納化
  おわりに
 
 第3部 対日対清貿易と信用創造
 
第十一章 日朝貿易における被執取引
 
  はじめに
  一 被執の二形態
  二 貿易銀問題と被執
  三 手標と被執
  四 被執の衰退
  おわりに
 
第十二章 中朝貿易における手標取引
 
  はじめに
  一 瀋陽八包と清債事件
  二 金楚瑞事件と手標取引
  おわりに
 
終 章 近世東アジアにおける朝鮮経済の位置付け
 
あとがき
 
 略年表
 
 索  引

著者紹介

山本 進(やまもと すすむ)
1959年 滋賀県生まれ
1989年 名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了
現 在 北九州市立大学外国語学部教授

主要論著
『清代財政史研究』汲古書院,2002年
『清代社会経済史』創成社,2002年
『清代の市場構造と経済政策』名古屋大学出版会,2002年
『明清時代の商人と国家』研文出版,2002年
『環渤海交易圏の形成と変容』東方書店,2009年

学術図書刊行助成

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