人文科学
日本海事史研究[新装版]
- 〔品 切〕(参考:本体価格 8,500円)
大船廻法研究,大船廻法奥書集成は新知見に基づき書下ろされたもの,松浦党の研究は中世武士団の党の性格を明らかにした著名な労作,島津氏の南方交通,国際混血児,箱崎及び大山崎油座の論文も合わせて収録。

Processing Empty Subjects in Japanese
- 定価 6,050円(税率10%時の消費税相当額を含む)
日本語では主語が省略されるとか,そもそも,主語は存在しないとか言われることがある。表面には現れない,このような「空主語」の理解に関する理論言語学上の議論と心理言語学的な実験成果を盛り込んだ貴重な研究書。

北部九州における方言新語研究
- 〔品 切〕(参考:本体価格 4,500円)
本書は,北部九州をフィールドとする方言の変異と変化に関する調査・研究をまとめたものである。方言新語研究の枠組みを提示し,その具体例として現在進行中の新しい方言事象の分析が展開される。

分割相続と農村社会
- 〔品 切〕(参考:本体価格 4,300円)
分割相続地帯である鹿児島地方はそれ故に日本的な「家」や「村」が不明確であり,檗昧であった。本書は,そのような鹿児島農村社会の社会経済史的な諸問題を,従来の近代農業史研究への批判を念頭におきつつ,アジア社会との比較の視点から,あるいは比較経済史的に検討し,資本主義発展との関連で歴史的に考察したものである。

プラトン快楽論の研究
- 定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
快楽とは本当のところ何であり,またよく生きることとはどういうことなのか。我々の生を根本的に導くものについて,根源から問い直してみるべきではなかろうか。本書は,快楽に関することがらについて,プラトンの対話篇に見られるものをほぼ著作年代順に考察してまとめたものである。

創世記逐語的注解
- 定価 16,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
神の言葉によって世界が造られたという意味をこれ程深く徹底的に問い詰めた書物はヨーロッパ哲学史の中でも数少ないであろう。この書が提出する問題は科学的世界像に馴れた我々に,我々が生きているこの世界の意味や価値を改めて問い直すよう迫るものである。

近代ザクセン国制史
- 定価 4,400円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,ドイツ中規模諸邦のひとつ,ザクセン王国の国制史上の主要局面(邦政府,邦議会,下級官庁としての郡)を概観することによって,近代ドイツ史の多面的な理解に寄与しようとするものである。さらに,本書は訳注,補論,年表,事項・人名索引などを追加して,近代ザクセン史への入門書となることを目指している。

宮良殿内・石垣殿内の膳符日記
- 定価 22,000円(税率10%時の消費税相当額を含む)
膳符日記は,琉球王朝時代の士族階級の冠婚葬祭の礼式および献立記録であり,琉球の伝統料理や食生活史研究,さらに今日の長寿県沖縄の食の原点を知る最も基礎的な資料である。本書は日記の影印,翻刻,注釈と献立構成,食材料,料理法,日本料理との関連性を分析・解説する。

本能行動とゲシュタルト知覚[新装版]
- 定価 3,630円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,エソロジー,とりわけローレンツにおける本能行動説と,その因果論的説明を明示し,次に,このローレンツの本能行動論とゲシュタルト心理学との連関を考察し,行動と心とのからみあいを探るものである。

行為と価値の哲学
- 定価 5,720円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,プラトンの思索が,どこで「哲学そのもの」のいのちの始源であり得たかを,まさにプラトンの言語表現の鋭利な分析を通じて明るみにもたらそうとしたものである。
