人文科学
性の倫理
- 定価 2,640円(税率10%時の消費税相当額を含む)
このシリーズは基本的な生活のただなかで,宗教が人間の倫理的な行為をどのように形成していくかということを,世界の主要な宗教についてテーマ別に概観したものである(全5巻)。

明治国家初期財政政策と地域社会
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は石高制に基づく幕藩制国家の財政構造が,地租を基軸とする明治国家初期の財政構造に転換してゆく様相を,政治過程の変化と関連させながら分析し,維新変革の意義を財政構造の面から検討したものである。

善の至高性
- 定価 2,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
I.マードックは今日の英国を代表する小説家であるが,同時に1948年以来,オックスフォード大学で長く哲学の教師を務めて来た。本書は彼女の哲学を代表する著作であり,価値に関するリアリズム(実在論)を力強く展開した,英米倫理学における古典的著作である。

André Gide,Le Retour de l'Enfant prodigue
- 定価 9,350円(税率10%時の消費税相当額を含む)
手稿類や刊本のすべてを照合し,厳密な校訂によって『放蕩息子の帰宅』の信頼すべきテクストを確立。新発見の第一級資料をはじめとする豊富な未刊文献を駆使して,作品の生成過程を完璧に追跡する。未発表書簡を多数収録。

西欧中世慣習法文書の研究
- 定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,中世都市の重要な特徴の1つとされてきた「自由と自治」に焦点を当てて,フランス王国北辺から神聖ローマ帝国西辺の一帯を対象として,中世人の視野の広がりにおける,都市と農村との関係を模索しようとするものである。

DOHSA-HOU
- 〔品 切〕(参考:本体価格 7,000円)
動作法はわが国で開発された独自の心理療法である。本書は,様々な教育・治療現場で動作法を実践している研究者たちが,その理論体系と実例を詳述した画期的な英文論文集である。

カント二元論哲学の再検討
- 定価 6,050円(税率10%時の消費税相当額を含む)
カント『純粋理性批判』,『プロレゴメナ』の研究。感性と悟性,直観と概念,知覚と経験,物と心,心身など西洋哲学の伝統に属する二元論的枠組みに対してカント自身が与えた固有の意味を解明する。

M.ブロンデルと近代的思惟
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
近世哲学からフランス・スピリチュアリスムの哲学,さらにその一つの頂点をなすモーリス・ブロンデルの哲学,なかんずく「行為論」へといたる著者の長年の研究活動の歩みを提示する論集。

精神分析のメタ心理学
- 定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書の課題は,(1)欲動概念誕生の経緯,(2)欲動二元論の変遷,(3)自我と欲動との関係,(4)快自我と現実自我との概念区分,(5)精神分析学的自我心理学の内実,(6)精神分析学に底在する心的過程の基本モデル,(7)メタ心理学的観点とその公準を明らかにすることである。

エンカウンター・グループから学ぶ
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,500円)
ロジャーズの実践と思想に根ざした日本のエンカウンター・グループ(E・G)の歴史を生き,創造してきた人間関係研究会のスタッフが,E・G体験から学びとってきた新しい人間関係の探求と21世紀におけるE・Gの意義を論じている。同研究会20周年記念出版。
