人文科学
幻景のロシア
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,ソビエトでの研究生活の体験を語り,旧ソ連社会の深層に隠れたコードを引き出し,ロシア・ソビエト理解への重要な視点を提供する,愛と洞察に満ちた書である。

デューイの知識論
- 定価 3,740円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書はデューイの知識論をその習慣論を基礎にして考察したものであり,経験の統一性が《習慣の原理》と《探究の原理》との機能的統一に基づくことを究明する。

近世北部九州諸藩史の研究
- 定価 8,800円(税率10%時の消費税相当額を含む)
第I部は,著者みずから発掘した地方関係新史料によって,一般史学論文の形体にとらわれない独特のユニークな手法による,藩政改革,農村構造,身分制,石炭史,思想史など広汎な実証的研究。第II部史料篇。

対馬藩分限帳
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,000円)
本書は『分限帳』を底本とする「府内士の部」と,早田家文書の『八郷給人分限帳』を基本として編輯した「八郷給人の部」の二部構成とし,よって対馬藩における城下士と在郷武士の全貌を示す。

芸術工学概論
- 定価 2,750円(税率10%時の消費税相当額を含む)
技術を人間生活に適切に利用するために,技術の基礎である科学と,人間精神の最も自由な発現である芸術とを総合する「総合的デザイン」論,「芸術工学」の理念,生い立ちとその展開,学問的体系を考える。

障害児教育総説
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,500円)
障害児教育の第一線で指導・研究にあたっている専門家たちが,「障害児とは」「障害とはどんなことか」という初心にかえり,それぞれの専門分野から執筆した,初めて障害児教育を学ぶ人たちのためのテキスト。

『パンセ』における声
- 定価 2,420円(税率10%時の消費税相当額を含む)
パスカルが『護教論』において直面した説得という最大の問題を解明するために,その独特の手法である内的読者の析出から始めて,ついには彼のモノロジックな文章観の破綻,他者の声の解放にいたる言説生成のプロセスをたどる。

シェイクスピア熟年期の七悲劇
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,000円)
シェイクスピア円熟期の四大悲劇にローマ史劇の三悲劇を加えた七つの悲劇を年代順に取りあげ,各作品のソース,及び時代背景の特徴を解説し,更に人間存在の崇高性に注目して,人間のアイデンティティーの問題を中心に悲劇の核心に迫る。

ロバート・フロストの世界
- 定価 2,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
人間存在の現実を鋭い現代感覚で捉え,生存の否定的側面を見すえた後に到達した肯定によって,独特のリリシズムの世界を造り上げている詩人フロストの強靱な詩作態度の根底に存在する宗教的世界観に注目して,フロストの詩の世界への案内を試みる。

古典インド聖典解釈学研究
- 定価 13,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ヴェーダ聖典の解釈学派であるミーマーンサー学派の釈義論とマントラ論を中心にシャバラスヴァーミンとクマーリラの思想を解明し,ミーマーンサー学派のウパニシャッド観を論じた,わが国初のミーマーンサー研究書。
