人文科学
博多方言のアクセント・形態論
- 定価 4,620円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,様々の世代の話者について2,000語あまりの名詞の発音・アクセントをすべて記録して一覧表にし,また活用語については複雑な活用とそれに伴うアクセントをすべて記して,本方言が時代とともにどう変化してきているかを筆者の理論のもとに記録・記述している。
昔話と人格発達
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,400円)
本書は昔話をコードという潜在的前提で分析する。その結論は常識的だがそれこそが,例えば臨床心理・教育に携わる人々が本書を出発点に新たな発想へと踏み出していける基底的概念であることを期待したい。
発達障害児の心理臨床
- 〔品 切〕(参考:本体価格 4,200円)
本書は,障害児に関する長年の基礎研究に加え,現実の臨床教育的実践の裏付けに基づいた研究を集大成したものであり,世に知られていない先駆的内容を有する。発達障害児/精神薄弱児/脳性まひ児/自閉症児/多動児/重度障害児/発達障害児の精神病理/発達障害児行政
ジェスチャー英語
- 定価 2,750円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,ジェスチャーを表わすイディオムの研究であると同時に,イディオムを通じてのジェスチャーの研究という二面性を持っている。類別,個別,比喩,音声の4部構成であり,イラストを使って解説する。
芸術家の責任
- 定価 1,980円(税率10%時の消費税相当額を含む)
西欧の伝統哲学を再生し,20世紀パリの芸術運動にも親しかったJ.マリタンは,人生と芸術に対する深く強い思念をとおして,芸術創造に働く力を洞察,芸術が人間の共同体に対し担いうる責務のあることを説く。
若きヘーゲルの思索
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,200円)
およそ或る人間の「思想」が,その人自身の思索の歩みそのものを語るものであるということは当然のことでもあり,必然のことでもあろう。若きヘーゲルの思索に沈潜することによって,自己の思想を形成せんとした若き哲学者の知的ドキュメント。11篇の遺稿を収める。
ジャン・パウル ノート
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ジャン・パウルは全作品を自我の謎の解明のために捧げている。本書は,独得な自我感情を抱くジャン・パウルが,いかにして他者(言葉,体,女性)を発見し,歴史に参加してゆくかを,彼の諧謔的文体に即して解読したものである。
現代心理学への提言
- 定価 9,350円(税率10%時の消費税相当額を含む)
こどもの現実に接している67名の研究者や心理臨床家の「己れに対する」提言。自らの体験を語ったものから,心理学の現状,将来を見通した提言に至るまで,他にみられない大胆な発想に基づいたユニークな書。
古代の博多
- 定価 11,000円(税率10%時の消費税相当額を含む)
九州考古学並びに日本の弥生時代の調査と研究において開拓者的存在として知られる中山平次郎博士の古代・中世の博多に関する実証的・文献学的研究の集成。福岡市の地下鉄工事などに伴って福岡市教育委員会を中心に進められている発掘調査の最新の成果を付篇として加えている。
仁位郷給人奉公帳
- 定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
対馬の歴史と社会・文化の特性を明らかにするひとつの決定的な鍵は郷士制度の解明にある。本書には文化・文政期から廃藩に至る間の各給人家数代の出・退役,勤仕,登用・褒賞等が詳細に記載されており,郷士制度の構造やその変遷過程を知るうえでの根本史料である。