人文科学
文学と宗教
- 〔品 切〕(参考:本体価格 1,000円)
文学のルーツは宗教であり,その意味で文学と宗教の関係は最も古い。この両者の関係を改めて考える英語読本。本書は,T.S.Eliot の"Religion and Literature", Flannery O'Connor の"Novelist and Believer", Edwin Muirの"The Decline of the Novel"の三篇を収録。

自然科学者としてのゲエテ
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,500円)
著者は,九州大学医学部の初代細菌学講座教授で,医学史の教育に力を尽くされた。本書は遺稿のうちからゲエテ関係の著述と翻訳をまとめたもので,詩聖ゲエテの科学者としての精緻な研究と,明汾な思考と,優麗な叙述の閲歴がみごとに描かれている。

絵の裏
- 定価 1,595円(税率10%時の消費税相当額を含む)
タイ近代文学の創成期から一貫して指導的役割を果たし続けた著者の初期の代表作で,タイ近代小説の原点を示している。日本を舞台に,新興エリートの青年(留学生)と王族の女性の悲恋を描くこの小説は,タイ市民社会の質を理解するための手がかりを与えてくれる。

ヘミングウェイ・ノート
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,400円)
ヘミングウェイ文学に欠落しているのではと言われてきた思想とその一貫性を,彼の主要長篇及びキリマンジャロとマコウマーの珠玉の二短篇によって探り,あわせて彼のとげた「激烈な死」の意味について論究する。

哲学体系の象限
- 定価 3,080円(税率10%時の消費税相当額を含む)
近代学の展開の「意味」とその「論理」の構造を,非同位的な矛盾や対極性を不可欠のモメントとする「象限」構造で捉え究明する。この新たな「象限」理論によって,各哲学体系の個性という積極的な位相を探り,その指標を「開いた経験論」に究極せしめている。

西洋文学への招待
- 定価 2,970円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ヨーロッパ文学を,その源流において捉えようとする試み。やがて後世に大きな影響を生み,豊かな枝葉を繁らせていった中世文学にスポット・ライトをあて,興趣溢れる梗概と斬新な味読によって,無類の楽しい想像力の饗宴に誘う。

琉球言語地図 第1集
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,400円)
南は八重山諸島から北は奄美諸島の約1,000キロに及ぶ琉球列島の言語の,著者20有余年にわたる言語地理学的研究の集大成である。 (昭和58年佐伯国語学賞受賞)

デューイの人間論
- 定価 2,530円(税率10%時の消費税相当額を含む)
デューイ人間論の根底には,習慣の社会心理学的分析に基づいた,個人と環境との相互作用に関する統合的把握がある。本書はデューイ自然主義の人間観を,習慣と探究のユニークな基本概念から吟味する著者の一般論である。

平安朝漢詩文の研究
- 〔品 切〕(参考:本体価格 6,000円)
平安朝の漢詩文について,その初頭の勅撰三漢詩集の時代から中世の初めまでを通史的に鳥瞰し,代表的な詩人,作品を取り上げて論じたもので,比較文学の領域に及ぶ画期的な労作である。本書は,日本生命財団の刊行助成を得た。

学習と教授の心理学[第2版]
- 定価 2,530円(税率10%時の消費税相当額を含む)
いわゆる学習心理学,学習と教授の心理学の代表的な理論とその例証となる実験をわかり易く説いたユニークな入門書。従来のテキストであまり触れられていなかった認知の領域が充実させられている。
