よき死の作法

シリーズ名
熊本大学生命倫理研究会論集4
著者名
高橋隆雄/田口宏昭 編
価格
定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ISBN
978-4-87378-782-4
仕様
A5判 上製 320頁 C3012
発行年
2003年5月刊行
ご注文
  • 紀伊國屋
  • amazon
  • 楽天ブックス
  • セブンネットショッピング

内容紹介

人間の死は,死ぬ本人,家族や社会,また歴史や文化に関わる幾重にも積み重なる意味を担っており,「よき死」への願望と作法は歴史を通じて常に求められてきた。先の3冊の論集と同様に本書も共同研究の成果であり,多様な「死」の諸相をそれぞれの専門とする観点から論ずることで「死」の本質に迫ったものである。

目次

第1章 細胞における死の流儀と意義 ……………… 佐谷秀行
  「生」のための「死」/個体,種の保全におけるアポトーシスの役割
第2章 「よい死」をめぐって ………………………… 中山 將
  死の諸相/死の思想/死の主体/よい死/死の統合作用
第3章 日本のホスピス・緩和ケアの現状 ………… 井田栄一
  ホスピス・緩和ケアの実際/ホスピス・緩和ケアの定義と利
  用開始時期/日本のホスピスケアの歩みと現状/ホスピスケ
  アの利用者の声/ホスピス担当医師としての私
第4章 看護における死 ……………………………… 森田敏子
  日常から遠ざかる生と死/人間にとっての死・看護にとって
  の死/その人らしさを支える看取り/癒しの看護とグリーフワーク
第5章 安楽死について ……………………………… 高橋隆雄
  安楽死と尊厳死の概念/これまでなされてきた議論/安楽死
  と日本的伝統
第6章 古代日本における死と冥界の表象 ………… 森 正人
  日本霊異記の冥界/浄土教における極楽と地獄/仏教的冥界
  観の流布/日本霊異記を遡る/冥界観の古層/天翔る白鳥
第7章 受取人不在の死 ……………………………… 慶田勝彦
  打瀬船を焼く/水俣病経験の起源化と脱起源化/水俣病と口
  頭領域/儀礼・口頭領域において節合する記憶群
第8章 自然葬と現代 ………………………………… 田口宏昭
  自然葬とは何か/家郷喪失者たちと自然葬

学術図書刊行助成

お勧めBOOKS

前近代イスラーム社会と〈同性愛〉

前近代イスラーム社会と〈同性愛〉

本書は、およそ9-14世紀のイスラーム社会における〈同性愛〉という概念が芽生えていく過程を明らかにするものである。一般に、現代に至るまでイスラーム法では同性愛が禁じられているが、歴史的には男性同士の性愛が文学作品などに広 […]

詳細へ

タマリンドの木に集う難民たち

タマリンドの木に集う難民たち

2013年12月、南スーダンの首都ジュバで生じた政治家同士の対立がもととなった武力衝突は、瞬く間に南スーダン全土を巻き込む内戦と化した。一民族をターゲットとした「ジュバ虐殺」の後、人々は国家から押し付けられた「民族対立」 […]

詳細へ

液体ロケットの構造システム設計[改訂版]

液体ロケットの構造システム設計[改訂版]

日本の液体ロケット開発は、アメリカから導入されたデルタ・ロケットの技術を基礎としてスタートした。デルタ・ロケットは元々中距離弾道ミサイルとして開発されたロケットであることから、導入した液体ロケット技術は日米政府間協定によ […]

詳細へ

若者言葉の研究

若者言葉の研究

生きている言語は常に変化し続けています。現代日本語も「生きている言語」であり、「…

詳細へ

九州大学出版会

〒819-0385
福岡県福岡市西区元岡744
九州大学パブリック4号館302号室
電話:092-836-8256
FAX:092-836-8236
E-mail : info@kup.or.jp

このページの上部へ