本書は,九州大学理学部数学科の高校生向け説明会で使われた,和算書収録の図形的問題などを題材に,高校生程度の数学(多項式,平方根,三角関数,弧度法)の知識を駆使すれば,話題の流れに沿って数学をダイナミックに展開できる様子を物語るものである。若い人たちに数学研究の実態とその魅力を垣間見せることができよう。
第1章 大円・小円・四辺形 なぜ和算の問題から/予備的考察――問題の定式化/問題の 書換えと解答/若干の議論/数式処理ソフトによる解答/「暫 定解」の軌道計算第2章 数珠つなぎの円板 問題と解答/解答後の感想/平面というものの指定/別の視点 から/5個の円板からなる環第3章 相加・相乗平均を見直す ある数列の観察/不等式の組織化/数列と不等式との関係/数 式処理ソフトによる数列の計算 付録A 数学文書で多用される字体 付録B 日本語力を高めてほしい 理系・文系の幻想/日本語力を高めるための提案 付録C 文献について
生きている言語は常に変化し続けています。現代日本語も「生きている言語」であり、「…
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