どん底のたたかい
- 定価 1,320円(税率10%時の消費税相当額を含む)
日中戦争当時満鉄調査部にいた著者は,軍の意見と鋭く対立し,結局「好ましからざる人物」として関東軍憲兵隊に逮捕される――三年間の獄中生活。人生のどん底にあって"歴史の審判"を信じつつ耐えた,精神力の闘い。

DIE BRAUTGABE(婚礼の贈物)
- 定価 880円(税率10%時の消費税相当額を含む)
20世紀ドイツが生んだ最大の女流作家の一人ル・フォールの清冽なエッセイ。古来のすぐれた愛をたたえた詩を引合いに出して,神をあがめ互いにおのれを捧げあう男女の愛をみつめる。格調高い原文に注釈を付したドイツ語読本。

食の科学
- 〔品 切〕(参考:本体価格 1,400円)
「食」の自然科学からのアプローチ。食べるヒト自身の機能やメカニズムの話題,食べるモノつまり食糧や食品・調理の話題などを通して,「食物と人間生活」の基礎的な理解を深めようとするもの。

文学のなかの人間像
- 定価 1,760円(税率10%時の消費税相当額を含む)
誰でも読める小説の形で,登場人物という仮面の下から,真実の欲求や主張や生きる闘いを読みとる,作家たちとの無言の,白熱した対話。各自の胸に灰をかぶせられてひそんでいるプライベートな燠を白日のもとにさらしてみせた。

農学研究のための実験式入門
- 〔品 切〕(参考:本体価格 1,300円)
農学研究の諸分野で有効であると思われる統計的方法のうち,最小自乗法を用いてみちびき出すことのできる実験式について,その典型的な手法の主要なものをまとめたものである。例解と応用方法の解説に重点を置いた。

以西底曳漁業経営史論
- 定価 3,960円(税率10%時の消費税相当額を含む)
1920年代から40年代にいたる以西底曳漁業の生成・発展・崩壊過程を分析することによって,漁業問題の所在をつきとめ,それが現代日本漁業に貫通して「産業崩壊的危機」の激成要因になるだろうことを予見させた漁業経済研究書。(昭和55年度漁業経済学会賞受賞)

近代中国文学運動の研究
- 定価 13,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
五四運動から文化大革命に至る文学運動が,古田会議,延安の文芸座談会を二つの頂点としてそれぞれの根拠地でいかに展開されたかを,独自収集した未公開の原資料に基づき解明した画期的な近代中国の研究書。

改訂 要説法律学
- 定価 2,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
現在,社会生活,経済生活を営む上で必要不可欠の要素となった法律を学ぶためのテキストとして最適の法律学入門書。理論法学,解釈法学とに大別し,各論を26名の専門研究者が平易に解説。

日本家族制度論
- 定価 3,850円(税率10%時の消費税相当額を含む)
青山家族法学の精髄であり,家族論,法社会学における基礎的文献といえる。戦前から今日に至る12編の所収論文は,おのずから日本家族制度の史的解明に迫り,家族民主化への展望を与える。

詩とリズム
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
著者は,現代ドイツの著名な小説家,エッセイスト,文学史家であるが,「詩とは本来口に出して朗読されるものである」というところから,近代ドイツの主要な詩文の分析を通じて,ドイツ文学の特色の中核に迫ろうとする意欲的労作。
