グローバル経営の新潮流とアジア 新しいビジネス戦略の創造

シリーズ名
九大アジア叢書10
著者名
永池克明
価格
〔品 切〕(参考:本体価格 1,000円)
ISBN
978-4-87378-965-1
仕様
新書判 並製 184頁 C1334
発行年
2008年3月
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内容紹介

グローバリゼーションの波はIT・ネットワークの進展と相まって世界を極小化・単一市場化しつつある。今やヒト・モノ・カネ・情報・ノウハウは国境を越えて縦横に移動し,ビジネスのあり方も大きく変貌している。本書は,長年,企業に身をおき,ビジネススクールで教鞭をとってきた著者がいま世界で起こりつつある最新の動きとこれからの個人や地域のあり方を国際経営論の視点から熱く語る生きた国際ビジネス入門書である。

目次

第一章 「グローバリゼーション」とは何か
  1 グローバリゼーションの定義と経営
2 「グローバリゼーション3.0」時代の幕開け
3 なぜグローバリゼーション3.0は出現したのか
4 BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)とは何か
5 マネーのグローバリゼーション(国境を越える資金とその影響力)
第二章 近代経済社会と世界貿易の始まり
      ――国の国際化:グローバリゼーション1.0の世界―― 
1 イタリア諸都市の中継貿易
2 ポルトガルとスペインの隆盛と没落
3 オランダの隆盛
4 イギリスの覇権と衰退
5 アメリカの台頭と覇権
第三章 企業の国際化・グローバル化
  1 企業の国際化と多国籍企業
2 企業の国際化・グローバル化のステップ
3 国際経営のパラダイム転換
4 新時代のグローバル経営とその特徴
5 国際戦略提携とアウトソーシングの時代
第四章 アジア経済と貿易の発展
  1 アジアの工業化のステップ
2 輸入代替工業化(Import substituting industrialization)
3 輸出志向工業化(Export oriented industrialization)
4 アジアNIEsの発展
第五章 東アジアにおける国際競争力と国際分業ネットワーク
  1 東アジアの発展と相互補完・連携の進展
2 国際競争力の発展段階とその特徴
3 国別分析
4 東アジア域内での生産面での補完関係
5 製品アーキテクチャ面から見た地域間補完関係
6 東アジアにおける工程間分業ネットワークと相互補完関係
第六章 今、アジアで起こっている共通的現象と競争
  1 アジア都市中間層での共通点の芽生え
2 アジアの都市間競争――外資系企業のビジネス拠点争奪戦激化――
3 アジアにおける「ハブ機能」争奪戦
4 「東アジア版ハンザ同盟」構築による経済活性化
5 活力生む地方分権のすすめ
第七章 グローバリゼーション時代を生き抜くために
  1 グローバリゼーション3.0時代における日本の未来
2 日本からアジアへ、アジアから日本へ
3 グローバリゼーション3.0時代に必要なスキル
4 人材の育成と供給:教育もグローバル競争になる
5 内なる国際化
第八章 市場としての中国のビジネスチャンスとリスク
  1 中国ビジネスにおいて失敗する企業、成功する企業
2 中国市場のチャンス
3 中国市場のリスク
4 中国市場に挑む日本企業(事例研究)
5 中国における企業PR戦略の重要性について
6 日本企業が直面している中国での人材不足問題
おわりに

学術図書刊行助成

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