目次
序 章 エスニックな共生
アジア太平洋地域における民族共生のさまざまなかたち
第1部 複合社会マレーシアのエスニシティ
民族共生への教育と宗教の関わり
第1章 マレーシアにおける多民族の共生と教育の役割
第2章 マレーシアの華人信仰「ダトコン」と<義務>の観念
第2部 中国少数民族のエスニシティ
共生へのさまざまな模索
第3章 朝鮮族の経験と言説
延辺朝鮮族自治州の事例を中心に
第4章 民族共生への模索
雲南省白族の白語新文字創定とその普及をめぐって
第5章 チベット現代化と教育の役割
第3部 先住民族のエスニシティ
台湾,フィリピン,グアムにおける共生の課題
第6章 台湾における多元的エスニシティと民族共生を考える
原住民族の社会福祉政策をめぐって
第7章 フィリピン・パラワン族の土地問題と開発
第8章 小さな島の大きなチャレンジ
序論:グアム島チャモロ人の脱植民地化要求の論理
第4部 再編されるエスニシティ
タイ山地民とインド・ケーララ州にみる民族共生のかたち
第9章 ラオ・チャーオタイ・プーカオ
タイ山地民におけるエスニシティの主体的形成とNGO
第10章 「エスニシティとしてのカースト」から
「ヒンドゥーというアイデンティティ」へ
インド・ケーララ州の事例から
終 章 民族共生の可能性 文化力学試論