五島列島の高齢者と地域社会の戦略

著者名
叶堂隆三
価格
定価 5,400 円 (税別)
ISBN
978-4-87378-849-4
仕様
A5判 上製 320頁 C3036
発行年
2004年12月
その他
2005年日本村落研究学会研究奨励賞受賞
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内容紹介

島嶼や山村といった「居住条件不利地域」では,日本の社会で生じている社会変化が増幅されて影響を及ぼす傾向にある。その意味で,「老人の島」の生活は,今日の日本の社会状況を示す典型的な事例である。しかし,同時に,住民の生活剥奪状態は,住民の共同的な生活の社会化や施設の多機能化の契機にもなりうるのである。事実,先端的で興味深い事例が長崎県五島列島で見られる。本書は,これらの事例を通して,居住条件不利地域型の福祉社会の輪郭を示そうとするものである。

目次

第1部 分析視角
第一章 居住条件と島嶼社会
第二章 居住条件不利地域における福祉社会の形成
      ―社会関係の制度化と生活拠点施設の多機能化をめぐって― 
第2部 居住条件不利地域の状況
第三章 五島地域の概況と住民の生活
第四章 「老人の島」の住民と生活
      ―五島列島椛島(五島市)の高齢者の生活と生活剥奪― 
第3部 地域社会の対応
     ―生活サービスの提供と生活拠点施設の多機能化,
     高齢者福祉施設づくり,コミュニティビジネスの模索― 
第五章 「老人の島」の住民と生活を支える社会的「装置」
      ―居住条件不利地域における定住と日常生活の維持の要件― 
第六章 居住条件不利地域の生活拠点施設
      ―五島地域の郵便局の地域役割―
第七章 町内会の「地域戦略」としての高齢者福祉施設づくり
      ――五島市野々切町内会による特別養護老人ホーム緑乃園の
      設立と運営―― 
第八章 カトリック修道会による多機能的な地域福祉活動の展開
      ―五島地域におけるお告げのマリア修道会の医療・福祉活動を
      事例にして― 
第九章 高齢者の生活ミニマムの維持と商店街の戦略
      ―五島市における民間型の公共交通(巡回バス)の運行― 
学術図書刊行助成

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