目次
第1部 分析視角
第一章 居住条件と島嶼社会
第二章 居住条件不利地域における福祉社会の形成
―社会関係の制度化と生活拠点施設の多機能化をめぐって―
第2部 居住条件不利地域の状況
第三章 五島地域の概況と住民の生活
第四章 「老人の島」の住民と生活
―五島列島椛島(五島市)の高齢者の生活と生活剥奪―
第3部 地域社会の対応
―生活サービスの提供と生活拠点施設の多機能化,
高齢者福祉施設づくり,コミュニティビジネスの模索―
第五章 「老人の島」の住民と生活を支える社会的「装置」
―居住条件不利地域における定住と日常生活の維持の要件―
第六章 居住条件不利地域の生活拠点施設
―五島地域の郵便局の地域役割―
第七章 町内会の「地域戦略」としての高齢者福祉施設づくり
――五島市野々切町内会による特別養護老人ホーム緑乃園の
設立と運営――
第八章 カトリック修道会による多機能的な地域福祉活動の展開
―五島地域におけるお告げのマリア修道会の医療・福祉活動を
事例にして―
第九章 高齢者の生活ミニマムの維持と商店街の戦略
―五島市における民間型の公共交通(巡回バス)の運行―