新版 左手のシンボリズム 「聖」‐「俗」:「左」‐「右」の二項対置の認識の重要性

著者名
松永和人
価格
定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ISBN
978-4-87378-678-0
仕様
A5判 上製 284頁 C3039
発行年
2001年4月
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内容紹介

 わが国の文化にみる右・左のシンボリズムに関して,「浄(具体的には,氏神祭祀)」‐「不浄(葬制)」:「右(マワリ)」‐「左(マワリ)」の象徴的二元論が述べられてきている。ところが,神に飾るシメ縄が「左ナイ」であり,かつて土葬であった頃の棺縄がまた「左ナイ」であった。そして,それらは世俗的生活活動上のたとえば農作業に使用する縄の右ナイとの対比において意識されている。その他の事実からしても「聖(呪術・宗教的生活活動)」‐「俗(世俗的生活活動)」:「左」‐「右」の二項対置をもってわが国の文化における基礎的事実であることを指摘している。

目次

序 章 本研究のねらいとその概要
第1章 わが国の文化に見る「左手」・「左足」・「左肩」の習俗
第2章 Rodney Needhamの「相補的二元論」
     ―わが国の文化に見る「左手」の習俗の解釈にかかわって―  
第3章 Victor W.Turnerの所論
     ―「世俗的な弱さが聖なる力であること」―  
第4章 [聖(呪術・宗教的世界)] と [俗(世俗的世界)] の間のサカサの
    強調・両者の対置  ―非日常性の強調― 
第5章 魔バライ・招福のための「左マワリ」の習俗
第6章 悪・凶・不吉・不浄・不運などと認識されている
    「左手」が呪術・宗教的な力を持つ事例
第7章 死の認識の一側面  ―魔バライということの側面―
  
第8章 わが国の神祭りと葬制に見る右と左の混在について
終 章 わが国の文化に見る「左」の習俗の解釈をめぐって
     ―「聖」‐「俗」:「左」‐「右」の二項対置の認識の重要性― 

学術図書刊行助成

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