目次
はじめに
第I部 リーマンショック後の世界経済と貿易構造の変化
第1章 リーマンショック後の世界経済の構造変化
1 アジアの経済発展と地域内相互依存の進展
2 アジア消費市場の拡大と中間層の所得増加
第2章 東アジア貿易構造の変化と生産ネットワークの深化
1 東アジア貿易構造の概観
2 日本企業のアジア進出による東アジア生産ネットワークの形成
3 リーマンショック前後の地域間(東アジア・アメリカ・欧州間)貿易動向の変化
4 アジアにおける産業クラスター(産業集積地)形成と都市化の進展
第II部 グローバリゼーションの進化と国際分業ネットワーク
第3章 グローバリゼーションの意義と現状
1 グローバリゼーションの意義と現状
2 「グローバリゼーション3・0」時代の幕開け
3 なぜグローバリゼーション3・0は出現したのか
4 BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)とは何か
5 マネーのグローバリゼーション(国境を越える資金とその影響力)
6 三つのグローバリゼーションの重層的発展と今後
第4章 グローバリゼーションの進化
国の国際化・グローバル化
1 貿易のはじまりとその発展プロセス
2 イタリア諸都市の中継貿易
3 ポルトガルとスペインの隆盛と没落
4 オランダの隆盛
5 イギリスの覇権と衰退
6 アメリカの台頭と覇権
7 ドイツ、日本の躍進と貿易摩擦、プラザ合意以降
8 アジア、中国の躍進
第5章 企業の国際化・グローバル化の進展と多国籍企業
1 企業の国際化・グローバル化
2 主要国の多国籍企業の誕生と発展
3 多国籍企業の進化とタイプ
4 国際経営のパラダイム転換
5 新時代のグローバル経営とその特徴
6 国際戦略提携とアウトソーシングの時代
第6章 アジア経済の発展プロセスと現状
1 アジアの工業化のステップ
2 輸入代替工業化(Import substituting industrialization)
3 輸出志向工業化(Export oriented industrialization)
4 アジアNIEsの発展
5 ASEAN諸国の発展
6 アジアの経済発展パターン
7 新興諸国の発展
第7章 東アジアにおける国際分業ネットワークの進展と貿易構造変化
1 東アジアの発展と相互補完・連携の進展
2 国際競争力の発展段階とその特徴
3 国別分析
4 東アジア域内における生産面での補完関係
5 製品アーキテクチャ面から見た地域間補完関係
6 アジア各国の強みを活かした国際分業ネットワーク構築の推進
7 東アジア自由貿易地域の形成
8 アジア共通のリスクへの対処
第III部 新興国市場と日本企業の挑戦
第8章 新興国市場の勃興とビジネスチャンス
新興周辺諸国の動向と日本企業の新しいビジネスモデルの構築
1 日本企業の新興国シフト
2 韓国企業の新興国市場戦略
3 新興国市場の開拓・事業展開に向けた日本企業の戦略
4 日本企業の構造改革
5 企業イメージ戦略強化とCSRの重要性について
6 日本企業が直面している中国、新興国市場での人材不足
第9章 新興国市場向け新規有望ビジネス
1 新興国向けの社会インフラビジネス
2 水資源
3 原子力発電
4 医療ツーリズムの国際化
5 日本の農産品のアジア新興国への輸出増進
6 第三の開国とTPP
第10章 アジアの都市間関係と地域
1 アジア新興国の都市中間層の勃興とその共通性
2 アジアの都市間競争
3 アジアにおける「ハブ機能」争奪戦
4 「東アジア版ハンザ同盟」構築による経済活性化
5 活力生む地方分権のすすめ
6 台湾と九州:何が成長性に違いを生んだか
7 グローバル時代における地域の未来
8 日本からアジアへ、アジアから日本へ
9 グローバル時代に必要なスキル
10 人材の育成と供給:教育もグローバル競争になる
11 内なる国際化
12 日本企業の国際化と今後の人材
参考文献
おわりに