経済再生とサービス産業［第3版］

著者名

飯盛信男

価格

定価 2,420円（税率10％時の消費税相当額を含む）

ISBN

978-4-87378-878-4

仕様

四六判　並製　188頁　C3033

発行年

2005年10月

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内容紹介
目次

内容紹介

経済のグローバル化に伴い，製造業雇用が大幅に減少する中で，サービス産業が雇用吸収の受け皿となってきたが，90年代末に至ってその雇用吸収力は衰えている。本書では，90年代日本経済とサービス産業の推移を概括し，わが国経済の再生のためには公共サービス部門の拡充が不可欠であることを示す。

第一章　平成第二次不況の推移と今後の展望
　　九〇年代不況の推移／雇用と家計消費の動向／グローバル経済化
　　と空洞化／不況の深化と今後の展望
第二章　「三つの過剰」と産業再生
　　構造改革の変遷／経済戦略会議答申の内容／経済・産業再生への
　　方策と理念／産業ビッグバンと雇用の受け皿
第三章　グローバル化・空洞化と地域構造
　　サービス経済化の地域別動向／需要構造・産業構造の変化／地域
　　別にみた主要産業の推移
第四章　九〇年代不況下におけるサービス産業の変化
　　家計消費におけるサービス支出の縮小／品目別・所得階層別のサ
　　ービス支出／対企業サービスの成長と対個人サービスの停滞
第五章　サービス産業による雇用吸収の限界
　　家計消費の縮小と対個人サービスの停滞／アメリカ・サービス産
　　業の展開／サービス産業による雇用吸収の限界／成長業種の変遷
第六章　不況下の中小サービス業
　　中小サービス業の位置／中小サービス業の実態／九〇年代不況下
　　の小零細サービス業／構造改革路線とサービス業
第七章　アメリカ・サービス産業の現況
　　　　　 ――米国経済再生と一体のサービス産業肥大化――　　
　　アメリカ・サービス産業の売上高推移／アメリカ・サービス産業
　　における自営業の急増／アメリカ・サービス産業の雇用と賃金／
　　アウトソーシングの進展とサービス産業
第八章　グローバル経済化と情報技術革新
　　情報技術革新とグローバル経済化がもたらした諸問題／対抗する
　　諸潮流／現代帝国主義の新たな段階