出会いと雰囲気の解釈学

出会いと雰囲気の解釈学

木下寛子
定価 5,280円(税率10%時の消費税相当額を含む)
雰囲気は、誰もが日常的に言及しうるが、実体をもたないために対象化を前提とする学問領域にとって取り扱いにくい事象・概念とされてきた。しかし人の経験や行為を扱う限り、ないがしろにすることも難しい。心理学においては、対象化しがたいものを対象化する方略によってこの難問を回避しようとした。しかしそれは、雰囲気の意味を不問に付すことにもつながった。本書は、小学校の参与を通じて、私達の生きているところやその日々にとって、雰囲気とは何なのかを問い、そのための方法を求めるものである。第Ⅰ部では、心理...
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Current Researches for Applied Economics, Information Systems, Mathematics and OR

Current Researches for Applied Economics, Information Systems, Mathematics and OR

角谷 敦・前田純一 編
定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
広島修道大学経済科学部教員が中心となって取り組んできた、経済科学という新しい学問的立場から社会システムの諸問題の解決に取り組んだ研究成果シリーズ第11巻。  第1章:企業の異質性を伴う産業内貿易による二国間での非対称な配分を解析的に特徴づけるために、メリッツモデルを非対称な二国からなる世界のモデルに拡張し、二国で貿易均衡の生産性の閾値、賃金、企業数がどう違うかを明らかにする。  第2章:IoT教育のフレームワークを構築し、社会人を対象とした第4次産業革命に向けた研修会のための...
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生と死をめぐるディスクール

生と死をめぐるディスクール

荻野蔵平/トビアス・バウアー 編
定価 2,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、古今東西の文学や思想に見られる様々な死生観と、現在の生命倫理の諸相という二つの領域を総合的に関連づけながら考察することにより、生と死に向き合うために必要な心構えや勇気、そして覚悟を読み取ることをめざすものである。 第Ⅰ部では、第Ⅱ部以降の各章の理論的な背景として、まず第1章で「気づかい」を具体例にして倫理学におけるアプローチを紹介し、第2章では宗教学の観点から、古今東西の様々な死生観の分類と位置づけのための基盤となる枠組みを提示している。 第Ⅱ部...
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学術図書刊行助成

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