本書は,東アジア朝貢体制に繋がる琉球口輸出品「昆布」の調達構図と,輸入品「光明朱」の流通構図を解明し,加えて中国・朝鮮漂着民の送還事例から,相互送還体制及び東アジア地域に共有する送還体制の実際を確認し,東アジア漂着民送還の国際ルールの存在を立証する事で,これまで閉鎖的に語られてきた幕府外交を東アジアのなかの日本の視点で問い直すものである。
第一編 琉球支配機構と展開第一章 琉球館の設置と展開第二章 琉球在番奉行の設置と展開第三章 冠船奉行の設置と展開 第二編 琉球口貿易と領国経営第一章 琉球口貿易の展開第二章 領国経営と越中売薬第三章 琉球口貿易を支えた新潟港 第三編 東アジア漂着民送還体制第一章 日本と朝鮮の漂着民送還体制第二章 日本と中国の漂着民送還体制第三章 日本他領船と琉球との漂着民送還体制第四章 藩庁と首里王府の漂着対策 第四編 薩摩藩の通事制度第一章 薩摩藩の朝鮮通詞第二章 薩摩藩の唐通事第三章 薩摩藩の西洋通詞
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