人文科学 歴史・地理
西欧中世慣習法文書の研究
- 定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,中世都市の重要な特徴の1つとされてきた「自由と自治」に焦点を当てて,フランス王国北辺から神聖ローマ帝国西辺の一帯を対象として,中世人の視野の広がりにおける,都市と農村との関係を模索しようとするものである。
近世北部九州諸藩史の研究
- 定価 8,800円(税率10%時の消費税相当額を含む)
第I部は,著者みずから発掘した地方関係新史料によって,一般史学論文の形体にとらわれない独特のユニークな手法による,藩政改革,農村構造,身分制,石炭史,思想史など広汎な実証的研究。第II部史料篇。
対馬藩分限帳
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,000円)
本書は『分限帳』を底本とする「府内士の部」と,早田家文書の『八郷給人分限帳』を基本として編輯した「八郷給人の部」の二部構成とし,よって対馬藩における城下士と在郷武士の全貌を示す。
戦間期農地政策史研究
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,従来の農民運動史・農地政策史研究の批判的検討を行ないつつ,小作調停法の運用過程を新しい分析方法と詳細な資料で綿密に解明することにより,戦間期農地政策の歴史的意義を現代資本主義的経済政策との関連で検討した意欲的労作である。(平成2年度日本農業経済学会賞受賞)
佐嘉城下町竈帳
- 定価 16,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
鍋島家文書「竈帳」は嘉永7年(1854)に作成されたものであり,城下町の竈構成を詳細に記録した史料として他に類例がない。幕藩制社会の城下町研究だけでなく,わが国都市史研究の根本史料とみなされる。
長崎外国人居留地の研究
- 〔品 切〕(参考:本体価格 10,000円)
本書は,内外の貴重な古地図,古文書を駆使して,長崎居留地の形成・発展・推移を明らかにした著者積年の研究成果の集大成であり,日本の近代化について国際的視点を重視して,幕末外交史研究の空白を埋める。
西欧中世における都市=農村関係の研究
- 〔品 切〕(参考:本体価格 5,800円)
本論文集は,最近ヨーロッパ学界での研究動向の追跡と,研究史と史料類型に留意し,地域史の手法を駆使した個別研究の成果であり,西欧中世の広い時期と地域に亘って,都市と農村との多様な関係を照射する。
豊崎郷給人奉公帳
- 定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
対馬の歴史と社会・文化の特性を明らかにするひとつの決定的な鍵は郷士制度の解明にある。本書には文化・文政期から廃藩に至る間の各給人家数代の出・退役,勤仕,登用・褒賞等が詳細に記載されており,郷士制度の構造やその変遷過程を知るうえでの根本史料である。
「佐賀の役」と地域社会
- 定価 6,050円(税率10%時の消費税相当額を含む)
「佐賀の役」は近代国家形成の過程で起きた最初の本格的な士族反乱である。本書は「佐賀の役」を地域社会との関連で多面的・多角的に初めて分析したものであり,士族反乱研究に新局面を開くものである。
西欧中世における都市と農村
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
地域内部での都市的・農村的諸機能の編成と分布を,あらゆる定住地に目を配って再現しようとする地域史の手法により,中世における都市と農村との多様な共生関係が解明される。