異文化の中の郭沫若 日本留学の時代

著者名
武 継平
価格
定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ISBN
978-4-87378-753-4
仕様
A5判 上製 432頁 C3098
発行年
2002年12月
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内容紹介

郭沫若は日本と深い関わりを持つ現代中国の文学者であった。彼は大正3年から12年までの間日本に留学していた。この十年間,彼は西洋医学を勉強しながら文学者への道を歩み,日本という異文化の中で同時代中国の新詩の流れを変えてしまうほどの文学巨人に成長した。もともと医学生の彼は何故詩人になったのか,異文化の狭間にいる彼は日本でどんな思想に接し,精神的にどんな滋養を吸収していたのか。青天の霹靂のように中国新詩壇を震撼させた彼の処女詩集『女神』を育んだ創作環境と詩人の精神風土は未だに解明されていない。
 本書はこのような問題意識で彼の留学事情及び文学創作環境の事実検証を主軸に,彼が日本で書いた文学作品を論じ,そして彼の日本留学の足跡を追いながら,哲学,文学思想の受容関係を探り,現代中国の代表的な文学者にまで成長した過程と,若き詩人郭沫若のより真実な人間像を突き止めることを目指している。

目次

   第一部 実証編
第一章 第一高等学校特設予科時代まで
第二章 第六高等学校時代
第三章 郭沫若と九州帝国大学
第四章 在学中の交友関係
第五章 福岡在留時の生活に関する考察
   第二部 作品・思想論考編
第六章 郭沫若の初期文学論考
第七章 『女神』の時代
第八章 小説創作の試み
第九章 “五四”退潮期の苦悶と思索
第十章 “五四”時期の伝統文化観

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