人文科学
中世後期南ネーデルラント毛織物工業史の研究
- 定価 7,700円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,同工業の歴史に関する諸学説を批判的に検討するとともに,2つの有力都市イープルとメヘレンを実証分析の素材に据え,「産業的中産層」出現の手工業史における意義を解明する。

ロード・バイロン 『チャイルド・ハロルドの巡礼』 第二編・注解
- 定価 8,250円(税率10%時の消費税相当額を含む)
180年余りの星霜を経て,今蘇るイギリス・ロマン派詩人バイロンの旅情。佳景を背景に詩情豊かに歌いあげた不朽の名作。全四編注解の詳注決定版。

ドイツ農民戦争史研究
- 〔品 切〕(参考:本体価格 7,500円)
フランス革命以前における最大の民衆運動であるドイツ農民戦争研究には,歴史学上の重要なテーマがひしめいている。それに諸学説の批判的検証と公刊・未公刊史料の詳細な分析を基に,社会,政治,思想の全般にわたる農民戦争の総合的研究を目指し,その現代的意義を問う。

国際新秩序を求めて
- 定価 3,740円(税率10%時の消費税相当額を含む)
パリ講和会議に臨んだ英・米両代表団の有志グループによって,「1919年パリで創設された国際問題研究所」を系譜とする「王立国際問題研究所(RIIA)」と「外交問題評議会(CFR)」,さらに「太平洋問題調査会(IPR)」相互の連係関係を,両大戦にわたって跡付ける。

詩人の王スペンサー
- 定価 5,720円(税率10%時の消費税相当額を含む)
イギリス・ルネサンスを代表する詩人スペンサーの楽しさと偉大さを英文学を愛する一般読者を対象に平易に語る25編。寓意詩『妖精の女王』からベストセラー『羊飼の暦』ほかの小品に愛の詩人スペンサーの技とこころを描き出し,ワーズワスらへの影響を明らかにする。本邦初のスペンサー論集。

日本のイプセン現象
- 〔品 切〕(参考:本体価格 8,000円)
日本近代文学の成熟にとってイプセンの果たした役割は巨大なものがあるに違いない。本書は比較文学研究という領域におけるだけでなく,日本近代文学研究,近代日本の思想史,文化史,さらに芸能史に至る広範な領域への,最も基本的な文献である。

古英語のケニング
- 定価 13,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,古英詩のケニング(隠喩的婉曲表現)を本格的に徹底して論じた古典的名著の待望の完訳である。膨大な量の用例を通して,アングロサクソンが自然や事物や人に対して懐いたイメージの広がりや特徴を垣間見ることができる。

トマス・アクィナス倫理学の研究
- 定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書はこれまでアリストテレスとの結びつきで解釈され,評価されることが多かったトマス倫理学のオリジナルな基本的性格をつきとめ,その根底にある洞察を探ろうとする試みである。

中世後期ライン地方のツンフト「地域類型」の可能性
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
H.レンツェの提唱した「ツンフト地域類型」を叩き台に一つの動的モデルの提示を狙いとし,「地域類型」の形成過程と,その経済史研究にもちうる可能性とを明らかにする。

西南諸藩と廃藩置県
- 〔品 切〕(参考:本体価格 9,000円)
本書は,西南諸藩について,幕藩制解体期から明治初期にかけての変化を統一的に分析し,廃藩置県が遂行できた客観的基盤を解明し,明治維新史研究の新たな展開を目指した論集である。
