人文科学
記憶のリハーサル機構
- 定価 5,720円(税率10%時の消費税相当額を含む)
リハーサルは,記憶情報処理過程において最もよく使用される記銘的操作のうちの一つであり,記憶研究の焦点の一つをなす問題である。本書では独自な方法を工夫し,14の実験を通じて研究を行い,記憶情報処理過程におけるリハーサルの機能と役割について新しい事実を発見している。
英語学論考
- 定価 3,850円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,長年英語科で研究・教育に携わってきた著者が英語史,英語音声学,英語音声教育,英語教育の4分野に関してまとめたものである。たとえば英語の破裂音の特徴を音声学的に分析し,それを音声教育やテストに活かす具体例を豊富に示している。
心理学[原著第5版]
- 定価 15,400円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は『視覚の法則』と並ぶメッツガーの主著であり,ゲシュタルト心理学の今世紀最大の理論的遺産である。物理世界と精神世界とを「同一物の二景」とみなす彼の所論は精神物理学(心身問題)の核心にふれるものであり,現在の心理学のみならず,精神分析学やエソロジーなどの隣接諸科学に対しても貴重な知見を提供する。
漁場利用の生態
- 〔品 切〕(参考:本体価格 7,000円)
本書は,漁業地理学的研究の中から特に漁場利用形態の研究をとりあげ,その文化地理学的,生態地理学的位置づけを試みるものである。従来,漁業地理学で扱われてきた研究の枠組をふまえ,自然的環境としての漁場の利用とともに,漁業者が認知する文化的環境としての漁場の利用について考察する。
海外情報と九州
- 〔品 切〕(参考:本体価格 1,942円)
近世から幕末にかけて長崎出島から流出入した「海外情報」がどのように長崎で加工・習得され,伝播・定着したのか。それは,どのように日本の近代化に貢献したのか。そのダイナミズムをローカルとグローバルの視角で究明する。
文明批評家モンテスキュー
- 定価 2,420円(税率10%時の消費税相当額を含む)
名著『法の精神』の陰にかくれて,これまで充分に評価されることのなかった作品『ペルシア人の手紙』に着目。そこに展開される東西文明の比較論を検討し,歴史的な視点から新たな検証を試みる。笑いと風刺を交えて,巧みに表現される文明批評の真の意図は何処に。
英語の動詞[新訂版]
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,200円)
本書は,英語動詞の形とこころを考察する一つの試みである。個々の文法形式および助動詞に,一つあるいは互いに関連した一連の意味を与え,現実の場でその意味がどのように変容するかを解明するのが,本書のねらいである。
奥行運動による3次元構造の知覚
- 定価 4,400円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,環境の3次元的特性の知覚における運動要因の効果について,著者自身の行った心理実験の結果を中心にまとめられたものである。奥行方向の運動に重点がおかれているのが本書の特徴である。
現象学からスコラ学へ
- 〔品 切〕(参考:本体価格 4,500円)
彼女の思想の特徴は,現象学的思惟とスコラ学的存在論との出合い,その背景をなす深い神秘主義という二点に集約される。学的生涯の各時期を代表する論文を五編訳出し,伝記を付した,わが国で初めての本格的紹介。
歴史学の伝統と革新[新装版]
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
社会史による問題意識の革新が豊かな実りをもたらすためには,ますます確実な史料処理が不可欠である。1982年日本での五つの講演から生まれた本書では,コンピューターによる中世文献史料の検索と分析の最近の達成を軸に,現代歴史学の進むべき途を示す。