東欧の市場経済化
- 〔品 切〕(参考:本体価格 4,500円)
本書では,東欧における中央計画経済の失敗の背後にある主な要因は中央計画経済の不完全な構造に関連しているため,経済の基本的構造の改革および,中央計画経済に起因する歪みの排除が,東欧の移行経済おける経済危機の解決のためには是非とも必要であるということが論じられる。
イギリス関税改革運動の史的分析
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
20世紀の初頭,パックス・ブリタニカ体制の中心国イギリスで関税改革運動=論争が高揚した。イギリス商業界の政策志向を分析しつつ,チェンバレンの帝国構想に接近し,世紀転換期におけるイギリス帝国主義の特質を解明する。
少年団運動の成立と展開
- 定価 8,360円(税率10%時の消費税相当額を含む)
日本の少年団運動は英国のボーイスカウト運動の影響を受けて大正年間に成立する。その後軍部の影響力のもとに学校少年団として別途発展し,戦時下でボーイスカウト系少年団とともに統合される。戦前の少年団運動とは何であったかを新資料をもとに追求する。
ソ連政治秩序と青年組織
- 定価 7,480円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は、ロシア革命から1920年代末の「上からの革命」に至る激動の時代を生きた若者の世界を、ソヴィエト青年組織コムソモールや青年労働者に光を当てながら描写するとともに、革命後に築かれたソ連政治秩序の形成プロセスを新たな視角から解明する。
ケリー・ニュートンの会計政策論
- 定価 3,850円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,会計基準設定を計画的社会変動と捉え,イノベーション理論を採用しつつ,アメリカの会計基準設定過程を社会学的なパースペクティブから考察したものである。そのユニークなアプローチと「会計の政治家」に関する豊富な事例研究は,会計を研究する上で有効な分析視角を与えてくれる。
運動反応の心理メカニズム
- 定価 4,400円(税率10%時の消費税相当額を含む)
人間を情報処理システムとしてとらえるならば、人間は外界から情報を取り込み、操作を加え、結果を出力するという処理を繰り返していると考えることができよう。本書では、運動要因が知覚・認知の効率に影響を及ぼしているのではないかという仮説を示し、心理メカニズムを検討した。
ドイツ民法典の編纂と法学
- 〔品 切〕(参考:本体価格 8,200円)
本書は,ドイツ民法典編纂の過程を歴史的に叙述すると同時に,その個別制度と規定の成立史を詳細に分析したもので,100周年を迎えたドイツ民法典の歩みの原点を解明することを課題とした共同研究の成果である。
ヒトスジシマカ形態写真集
- 定価 3,300円(税率10%時の消費税相当額を含む)
日本のヤブカの代表種であるヒトスジシマカの部位別写真集。炭酸ガスと温熱のセンサーである触鬚の感覚器(頭状および鐘状)を中心に,微細構造が鮮明な電子顕微鏡写真で示される。
近世の地方金融と社会構造
- 定価 11,000円(税率10%時の消費税相当額を含む)
江戸期における九州の金融中心地,豊後日田の金融資本「日田金」の生成・発展そして没落過程から前近代における地域金融をとらえるとともに,金融を必要とする当時の社会構造を,藩政史・農村史など多方面から追求する実証的な地域金融史。
カント『純粋理性批判』の再検討
- 〔品 切〕(参考:本体価格 5,000円)
本書は,1770年代の『反省』を含めて,前批判期から『純粋理性批判』にいたるカントの哲学的思索の営みの諸相を解明することによって,新たなカント像を指目さんとするものである。特に現象,知覚判断の先行性,超越論的な対象などに関する新たな解釈は,従来のカント解釈に再検討を迫るものであろう。