農村の結婚には結婚難と結婚の相反する二つの側面がある。それを女性の観点から探った。結婚難の原因は近代化,つまり経済的には産業化と,地域的には都市化の急激な進展であった。他方,結婚難の大勢の中で,「誰がなぜ」,結婚するのだろうか。産業化・都市化において農業・農村を受容するに至る転回のプロセス,および付き合いから結婚に至るプロセスを探った。農村の結婚には,人間とシステムの,モダンとポスト・モダンのジレンマが集約的に表現されている。
第1章 結婚・婚姻の研究 有賀の理論/鈴木の理論/喜多野・戸田の理論/戦後の結婚研 究/アメリカの結婚研究第2章 結婚難に関する農家女性の意識構造 結婚難の事実/パーソナリティ・価値観・社会的要因/農業と 結婚アスピレーション/農家との結婚の敬遠理由/農業観/農 村観/生活スタイル/農家・農村満足度/満足度に関連する要 因/結婚の事実第3章 学生の農業・農村観と結婚意識 学生の農業・農村観/学生の結婚・結婚難の意識第4章 女性の結婚と農業・農村 結婚のプロセスと結婚生活/結婚と農業・農村の受容プロセス付録1 結婚難に関する農家女性の意識構造の調査票付録2 学生の農業・農村観と結婚意識の調査票
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