本書は,欧州統合史研究の空白を埋めるべく,第二次大戦後に自由主義と反ディリジスムを掲げて再建されたフランス経営者団体(CNPF)の欧州統合概念及び実際の行動を一次資料によって分析する目的をもっている。しかも,欧州統合と1960年代までのフランスの戦後過程を関連づけて,国家と産業の関係の展開について新知見が明らかにされる。
序 章 戦後フランス史研究の若干の課題 第一章 経営者団体の再編と戦後改革 第二章 シューマン・プランとフランス産業界 第三章 ヨーロッパ防衛共同体(CED)とフランス産業界 第四章 ヨーロッパ経済共同体(CEE)とフランス産業界 ――ローマ条約調印まで 第五章 ヨーロッパ共同市場とフランス経済構造 ――相対立する二つの議論 第六章 ヨーロッパ共同市場成立前フランスの植民地貿易 第七章 ヨーロッパ共同市場成立・展開におけるフランス産業 第八章 ヨーロッパ共同市場成立前夜のフランス繊維工業 第九章 ヨーロッパ共同市場の展開におけるフランス繊維工業 ――再編策の提言(1965年)の検討を中心に 終 章 ま と め
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