いま,学力を考える

著者名
九州大学教育学部 編
価格
定価 2,860円(税率10%時の消費税相当額を含む)
ISBN
978-4-87378-817-3
仕様
A5判 並製 288頁 C3037
発行年
2004年2月
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内容紹介

子どもたちの学力は低下したのか。中学生や高校生の学力は?本書は,今や大きな社会問題・教育問題となっている学力をテーマに,九州大学の社会貢献事業の一環として,九州大学教育学部が中心となって開催した,市民対象の「公開シンポジウム」と「公開セミナー(全5回)」の内容をまとめ,「学力とは何か」を改めて世に問うものである。

 

目次

第I部 いま,学力を考える(I)  公開シンポジウムから  
  1. 学力問題と新しい学習指導要領
  2. 親の立場から学力問題を考える
      保護者の意識調査の結果から  
  3. 学力を考える  企業等の面から  
  4. 学力を問い直したカリキュラムマネジメント
      学力の定着を目指した学校づくり  
第II部 いま,学力を考える(II)  公開セミナーから  
 第1章 学習指導要領と学力
   今日の学力問題への学校現場の取組み/「育つ力」と学力/新
   学習指導要領と「学力」の基盤
 第2章 学力と「総合的な学習」
   高校教育行政の立場から/国際的な学力観から見た「学力」水
   準と総合的な学習/実社会で必要とされる教育と教育改革のダ
   イナミックス
 第3章 中学生・高校生の学力問題
   学力を向上させるために/国際競争力回復に向け「教科書内容
   の充実による喪失学力の再生」を/もうひとつの学力問題から
   考える
 第4章 大学と学力  入試と大学での学び  
   大学生の学力問題とは何か/大学が期待している学力/大学生
   に求められる学力
 第5章 世界の学力問題
   韓国の学力議論と対応,そして今後の課題/シンガポールにお
   ける学力問題/欧米の学力問題
第III部 学力問題をめぐって
  [公開シンポジウム] 二つの学力観と子どもの学力問題
  [公開セミナー] 子どもと学力のリアリティはみいだされたか

 

  

学術図書刊行助成

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