社会科学
日本の総選挙1986年
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,000円)
86年総選挙は大きな歴史的結果を記録した。自民党は300台議席の大勝を得,社会党は大敗し,いわゆる55年体制の完全な解体を印した。本書は,選挙の実態を精細に解明することにより,実証的資料として続けられている総選挙の分析シリーズである。
行政国家
- 定価 6,380円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,行政に関する諸著作の理論的要素を検討・分析し,公行政運動の展開をアメリカ現代思想史の一章として提示しようとするものであり,わが国においても,行政学の研究を志す者の一度は対決すべき書物として広く・長く・繰り返し読まれるべき〈現代行政学の古典〉の一つである。
日本経済と第三次産業 [第2版]
- 定価 2,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
商業・サービス業拡大の問題点,ことに人間能力の発達と雇用安定化に大きく貢献しうる公共サービスの量,質両面での発展のためには産業優先から生活優先への経済政策の転換が不可欠であることを,多数の統計資料を駆使して解明する。
ルソーとその時代の政治学
- 定価 7,480円(税率10%時の消費税相当額を含む)
挧大な文献の多年にわたる渉猟と緻密な分析作業とにより,8世紀ヨーロッパを覆った政治哲学的問題状況の全貌を照らし出し,ルソーにおける「自然法学派の遺産」と「その克服過程」とを明らかにする。ルソー研究史に深い足跡を印した名著。
民法雑考
- 定価 2,750円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は明治・大正の古典的民法学から脱皮して,新時代の現実社会に産まれ出ようとしつつある昭和民法の学問的端緒を拓きたいとの野心に燃えつつ著者が行った民法特殊講義の草稿「民法雑考」と「借地借家法原理」を収録した。
日本選挙制度史
- 定価 3,520円(税率10%時の消費税相当額を含む)
日本の選挙法は,被選挙権の実行を大きく制限する自由諸国中独得の法体系を1925年の普通選挙制の採用以来形成している。憲法の民主的改正を経てもこの体系が維持される歴史的経緯を,立法資料を綿密に検討して解明したもの。
Economic Planning and Agreeability
- 定価 4,180円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書では,合理的な長期経済計画の純理論上の分析的側面に関して厳密な理論的基礎を提供するために,アグリーアブル・プランという現実的なプランが数理的に分析され,しかも導出された種々の帰結が公理的かつ整合的に展開されている。
地域経済システムの研究
- 〔品 切〕(参考:本体価格 2,800円)
全体経済を視野におき,進化的情況を前提として,それぞれの研究を通じ,少なくとも地域経済の発展に貢献したいという共通理念に立って,相互協力体制の下で続けられた研究成果のまとめである。
エネルギー問題の再検討
- 定価 2,860円(税率10%時の消費税相当額を含む)
エントロピー論よりの検討,石油需要,電力需給,電力消費の全国動向,とくに中国地方における電力需要と水力発電の開発状況,日本資本主義におけるエネルギー問題の諸側面など9章より成る。長期間にわたる共同研究の成果。(第10回石油文化賞受賞)
流通システムの日独比較
- 定価 2,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
社会的・経済的環境や歴史的・文化的背景などとの関連のうちに,日本の流通システムの特殊性・独自性を摘出し,さらに西ドイツのそれとも比較分析する野心的書物である。