社会科学
ドイツ社会民主党と農業問題
- 定価 5,500円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,世界恐慌期,農民層がワイマル体制に離反し,ナチスに傾斜していく要因を,ドイツ社会民主党の農業・農民政策の中に探ろうとするものである。この課題の解明のために,社会民主党の農業・農民問題への対応が,主としてワイマル・ドイツ農業構造との関連において考察されている。

華僑社会経済論序説
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,500円)
華僑は幇派=結合力を背景として,東南アジア地域に複合民族社会の一構成部分を形成するに至った。本書は華僑をめぐる歴史をふり返り,課題を明らかにし,展望を試みる,総合的研究方法による新しいアプローチである。

新版 現代信用理論批判
- 定価 4,950円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,傘寿を迎えた著者のここ10年あまりの間に発表された論文を1本にまとめたものである。その主題は,現代信用理論の成立とその解体=貨幣数量説の新系譜の生成・発展・崩壊の過程をあとづけたものである。

九州石炭産業史論
- 〔品 切〕(参考:本体価格 6,000円)
戦後わが国の石炭産業研究をリードしてきた著者の代表的論稿――九州石炭産業の生成過程,経済構造,中小炭鉱問題,賃金・失業問題に関するもの――を集約。日本経済史の一環としての石炭産業史研究に欠かせない一書となろう。

トマス主義の法哲学
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
今日までのわが国の法律学・政治学の思考枠組であった新カント派的観念論の死滅を宣して,現代の存在論的傾向の諸哲学派の中心勢力をなすトマス主義の立場から,法哲学の新しい体系を提示する。

トマス主義の憲法学
- 定価 7,150円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,仏・独の主要なトミストの憲法学者の理論の分析などにより,わが国の憲法学界の思考枠組を形成している新カント派的な観念論的傾向を真向から批判し,新しい存在論的憲法学の基礎理論を提供する大胆な試みである。

日本の総選挙1986年
- 〔品 切〕(参考:本体価格 3,000円)
86年総選挙は大きな歴史的結果を記録した。自民党は300台議席の大勝を得,社会党は大敗し,いわゆる55年体制の完全な解体を印した。本書は,選挙の実態を精細に解明することにより,実証的資料として続けられている総選挙の分析シリーズである。

行政国家
- 定価 6,380円(税率10%時の消費税相当額を含む)
本書は,行政に関する諸著作の理論的要素を検討・分析し,公行政運動の展開をアメリカ現代思想史の一章として提示しようとするものであり,わが国においても,行政学の研究を志す者の一度は対決すべき書物として広く・長く・繰り返し読まれるべき〈現代行政学の古典〉の一つである。

日本経済と第三次産業 [第2版]
- 定価 2,200円(税率10%時の消費税相当額を含む)
商業・サービス業拡大の問題点,ことに人間能力の発達と雇用安定化に大きく貢献しうる公共サービスの量,質両面での発展のためには産業優先から生活優先への経済政策の転換が不可欠であることを,多数の統計資料を駆使して解明する。

ルソーとその時代の政治学
- 定価 7,480円(税率10%時の消費税相当額を含む)
挧大な文献の多年にわたる渉猟と緻密な分析作業とにより,8世紀ヨーロッパを覆った政治哲学的問題状況の全貌を照らし出し,ルソーにおける「自然法学派の遺産」と「その克服過程」とを明らかにする。ルソー研究史に深い足跡を印した名著。
